映画「BLUE GIANT」アンコール上映バージョン 1月21日に山口市民会館で上映 チケプレも

 世界一のジャズプレーヤーを目指す青年を描いた、シリーズ累計部数が1100万部を超える(2023年8月時点)大ヒットマンガを初映像化した映画「BLUE GIANT」が、1月21日(日)に山口市民会館(山口市中央2)で上映される。

 

 初の映像化に際し、さまざまな選択肢がある中で、「劇場の最大の音量、最高の音質で、本物のジャズを届けたい」というスタッフの思いから、アニメーション映画としての制作が決定したという作品だ。

 

 ジャズに魅了され、テナーサックスを始めた仙台の高校生・宮本大(声:山田裕貴、演奏:馬場智章)は、雨の日も風の日も、たった1人で何年も、河原でテナーサックスを吹き続けてきた。世界一のジャズプレーヤーになろうと、卒業を機にジャズのため上京。高校の同級生・玉田俊二(声:岡山天音、演奏:石若駿)のアパートに転がり込んだ大は、ある日訪れたライブハウスで同世代のすご腕ピアニスト・沢辺雪祈(声:間宮祥太郎、演奏:上原ひろみ)と出会う。大は雪祈をバンドに誘い、最初は本気で取り合わなかった雪祈だったが、聴く者を圧倒する大のサックスに胸を打たれ、2人はバンドを組むことに。そこへ大の熱さに感化されドラムを始めた玉田が加わり、3人はジャズバンド「JASS」を結成する―。

 

 本上映会を企画した同館の西村真治主任は、見どころについて「原作は『音が聞こえてきそうなマンガ』と評されていたが、その魅力がしっかり再現されている。会場内は『手拍子&拍手OK』としているので、演奏シーンではライブ感を味わってほしい。また、劇場公開時の本編から200カット以上がブラッシュアップされたアンコール上映バージョンなので、すでに鑑賞した人にも違いを楽しんでもらえたら」と話している。

 

 音楽は、日本を代表するピアニスト・作曲家の上原ひろみが手がけた。劇中の演奏も、国内外の有力奏者を集めたオーディションで選ばれた馬場智章がサックスを、YCAMとのコラボ作品「Echoes for unknown egos―発現しあう響きたち」を2022年6月に発表した石若駿がドラムを、上原がピアノを担当した。

 

 上映は、午前10時から正午までと午後2時から4時までの2回。前売り券は、一般1200円で、60歳以上のシニアおよび学生は1000円。同館とYCAMで購入できる。当日券は、それぞれ300円高。未就学児は入場不可だ。

 

問い合わせは同館(TEL083-923-1000)へ。

 

 

【読者プレゼント】招待券ペア5組

 

希望者は「身近であった楽しい出来事・話題」(匿名での紙面紹介あり)、氏名、郵便番号、住所、年代、電話番号、メールアドレス、希望鑑賞時間を明記し、はがき(宛先は〒753-0064 山口市神田町8-1)または応募フォーム(https://qlear.cloud/sunday/202401present2)でサンデー山口「BLUE GIANT」係へ。1月17日(水)必着。当選者にはメールでお知らせし、チケットは会場でお渡しします。

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