13日から大学入学共通テスト 青森県内会場、万全の準備

試験室の机に受験番号票を張り付ける職員=12日午後、青森大学

 13日から始まる大学入学共通テストに向け、青森県内8会場のうち、青森市の青森大学では12日、職員約30人が試験室の机に受験番号票を張り付けるなどの準備作業に当たった。

 志願者595人が受験予定の同大は大学入試センターのガイドラインを基に、会場を整備。職員は12ある試験室を案内する看板を敷地に設置したり、机に受験番号票を張り付けたりした。

 共通テストを担当する同大研究推進・社会連携課の阿部慎也課長は「われわれも万端の準備で迎えるので、受験生の皆さんも自分の実力を悔いなく発揮できるよう体調を万全にして大一番の試験に臨んでほしい」と話した。会場周辺は渋滞する可能性もあるとして、早めの移動や公共交通機関の利用を呼びかけた。

 センターによると、県内の志願者は4121人。発熱・せきの症状など体調が万全でない場合は、無理して受験せず、受験票に記載されている「問い合わせ大学」へ連絡し、追試験の受験を申請するよう周知している。追試は27、28日の予定で、青森県を含む東日本の対象者は東京外国語大(東京都)が会場となっている。

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