大学入学共通テスト1日目は2024年1月13日、全国一斉に行われた。大手予備校河合塾による各教科科目の問題分析を速報する。公民の「倫理」の分析は以下の通り。⇒【平均点】共通テストの平均点、中間発表を見る
倫理の難易度分析
大問数、小問数、出題傾向、出題形式は昨年と同様であり、読解力や標準的な知識を問うものが多かった。全体の分量、知識の水準、必要な読解力はいずれも昨年並み。
⇒【速報】入学共通テスト予想平均点 文系は546点、理系は…科目別も
難易度
【昨年並み】全体の分量は昨年と同じ37ページで、必要な知識の水準についても大きな変化はなかった。本文の読解について、正確で迅速な読解力が要求されたのも昨年と同様である。
⇒【難易度速報】2024年度共通テストの難易度は?教科・科目一覧
出題傾向の分析
大問ごとの出題分野については昨年とほぼ同様に、第1問が源流思想、第2問が日本思想、第3問が西洋思想、第4問が現代の諸課題・青年期と心理からの出題となった。各大問において、生徒の主体的な学びを重視する実践的な場面が設定されている点も傾向は変わらない。8択問題が増加するなど昨年度と比べて選択肢の数は増加したが、取り組みやすさの度合いにはそれほど大きな変化は見られない。標準的な知識の習得と同時に正確な読解力を要求するものとなっている。
出題分量
大問数は4題、マーク数は33でいずれも昨年と同じである。統計資料を用いた読み取りも昨年と同様、1問出題された。図画を用いた問題は昨年と同様出題されず、原典資料の数も12と昨年と同じであった。選択肢の数については4択が減少し5~8択が増加した。
倫理の問題・解答
⇒「倫理」の解答はこちら
⇒各科目の問題と正解一覧はこちら
各教科科目の分析
■1日目
⇒【英語】リーディング
⇒【英語】リスニング
⇒【国語】
⇒【地理歴史】世界史B
⇒【地理歴史】日本史B
⇒【地理歴史】地理B
⇒【公民】現代社会
⇒【公民】倫理
⇒【公民】政治経済
⇒【公民】倫理,政治経済
■2日目
⇒【数学1】数学1A
⇒【数学2】数学2B
⇒【理科1】物理基礎
⇒【理科1】化学基礎
⇒【理科1】生物基礎
⇒【理科1】地学基礎
⇒【理科2】物理
⇒【理科2】地学
⇒【理科2】生物
⇒【理科2】化学