大学入学共通テスト1日目は2024年1月13日、全国一斉に行われた。大手予備校河合塾による各教科科目の問題分析を速報する。地理歴史の「日本史B」の分析は以下の通り。⇒【平均点】共通テストの平均点、中間発表を見る
日本史Bの難易度分析
昨年に引き続き、歴史事象を多面的・多角的に考察させる問題が多く出題され、特に史料を用いた出題が増加した。第3問と第6問では、3つの史料とその内容について述べた2つの文章との組合せを選択させる新形式の問題が出題された。
⇒【速報】入学共通テスト予想平均点 文系は546点、理系は…科目別も
難易度
【昨年並み】昨年と同様に多様な資料を用いた出題がなされ、受験生に「思考力・判断力」を求める姿勢が継続し、また受験生が苦手とする史料の読解問題が昨年よりもさらに増加した。一方で、単純な知識で解答可能な問題が昨年に比べると若干増加したため、全体としては昨年と同程度の難度であったと思われる。
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出題傾向の分析
大問の構成では、第1問を除いて高校生の会話や学習・探究が素材とされ、昨年に引き続き、高校生の「主体的な学び」を踏まえた場面設定がなされている。個々の設問では、史料・図版・統計など多様な資料を用いた出題がみられたが、教科書などで扱われていない初見の資料であっても、そこから得られる情報と授業などで学んだ知識を関連づけることで正解できる問題となっている。全体としては、受験生の歴史事象に対する理解の質や思考力・判断力を幅広く問う配慮がなされている。出題分野では、外交・文化からの出題が増加し、政治からの出題が減少した。時代では、高度成長終焉後が昨年に引き続き扱われなかった。
出題分量
大問数・小問数は昨年と同じであった。
日本史Bの問題・解答
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各教科科目の分析
■1日目
⇒【英語】リーディング
⇒【英語】リスニング
⇒【国語】
⇒【地理歴史】世界史B
⇒【地理歴史】日本史B
⇒【地理歴史】地理B
⇒【公民】現代社会
⇒【公民】倫理
⇒【公民】政治経済
⇒【公民】倫理,政治経済
■2日目
⇒【数学1】数学1A
⇒【数学2】数学2B
⇒【理科1】物理基礎
⇒【理科1】化学基礎
⇒【理科1】生物基礎
⇒【理科1】地学基礎
⇒【理科2】物理
⇒【理科2】地学
⇒【理科2】生物
⇒【理科2】化学