元日大理事長、田中英寿氏が死去 所得税法違反で有罪確定

田中英寿氏

 元日本大理事長の田中英寿氏が死去したことが13日、関係者への取材で分かった。77歳。青森県出身。病気で入院中だった。

 1965年に日大に進学し、学生横綱になるなどアマチュア相撲で活躍した。卒業後は大学職員となり、83年に日大相撲部監督に就任。舞の海や遠藤といった多くの有名力士を育て上げ、角界に送り込んだ。99年に日大理事となり、2008年からは理事長として影響力を強めた。13年からJOC副会長を4年間務めた。

 21年11月、取引業者からのリベートを巡る脱税事件で、東京地検特捜部に所得税法違反容疑で逮捕され、同年12月1日に理事長を辞任。その後、執行猶予付きの有罪判決を受け、確定した。

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