【北陸の天気】14日(日)朝は石川県輪島市など今季1番の冷え込み 週明け15日(月)~16日(月)は荒天のおそれ 積雪による家屋倒壊など注意

 14日(日)は天気が回復して朝から日中は晴れる見込み。最低気温は金沢-1℃、石川県輪島市-2℃など今シーズン1番の冷え込みになる所がありそう。路面の凍結による交通障害に注意し、できる限り暖かくして過ごしたい。昼間の気温は前日より高く、日なたでは少しホッとできそうだ。ただ、夜からは再び天気は下り坂で、週明け15日(月)から16日(火)にかけては大雪や猛ふぶきなど、荒れた天気となるおそれがある。

石川県内は積雪が急増中

 13日(土)の日本付近は冬型の気圧配置が強まり、上空にはこの時季としては強い寒気が流れ込んでいる。そのため、北陸では石川県や新潟県を中心に雪が降り、午前9時には積雪0センチだった石川県内は午後3時現在、珠洲市9センチ、輪島市と七尾市3センチ、金沢市1センチなど積雪が急増している。
 そのため、北陸では交通障害、なだれや屋根からの落雪などに注意が必要。特に地震で損傷を受けた家屋では、雪の重みで家屋が倒壊するおそれがあるため十分な注意が必要だ。

14日(日)は天気回復も朝は今季1番の寒さ

 雪は13日(土)午後9時ごろまで続く所が多い見通し。14日(日)に日付が変わるころになると、雪は次第にやむ見込みだ。
 14日(日)は高気圧に覆われて天気が回復し、朝は穏やかに晴れる見通し。最低気温は前日より低く、大幅に低くなる所もある予想だ。金沢-1℃、石川県輪島市は-2℃など今シーズン1番の冷え込みになりそう。路面の凍結に注意し、少しでも暖かくして過ごしたい。
 日中は日差しに恵まれ、最高気温は13日(土)より高い見通し。石川県内では大幅に高くなる所が多い見込み。日なたでは、少しホッとできそうだ。

週明けは再び強い寒気襲来 警報級大雪のおそれも

 ただ、14日(日)夜は前線が近づくため、天気は再び下り坂に向かう見通し。夜は次第に冷たい雨が降り出し、15日(月)から16日(火)にかけては冬型の気圧配置が強まりそうだ。そのため北陸は15日(月)から16日(火)にかけて雪が降ったりやんだりで、風が強まりふぶくおそれがある。北陸では新潟県や富山県を中心に警報級の大雪となる可能性があり、被災地でも雪の積もる所がある見通しだ。再び家屋の倒壊などに気を付ける必要がある。

 また、最高気温は10℃に届かない所が多く、朝晩は0℃前後の冷え込みになる予想。被災地では大変な状況が続くが、避難場所などではできる限りの寒さ対策をして、低体温症にかからないように気を付けたい。
 例えば、下着と上着の間に新聞紙を入れると空気の層ができて暖を取れるほか、2枚の新聞紙を二つ折りにして腹に巻き、その上からラップを巻き付けると体温を逃がすことなく保温することができるそうだ。

(気象予報士・鈴木悠)

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