照ノ富士再起へ、霧島は綱とり 大相撲初場所、14日に開幕

優勝額贈呈式で記念写真に納まる大関貴景勝(左)と霧島=13日午前、両国国技館

 大相撲初場所は14日に東京・両国国技館で始まる。横綱照ノ富士は腰痛などによる3場所連続休場から再起を期す。先場所覇者の大関霧島は横綱昇進、関脇琴ノ若は大関昇進に挑むなど話題が多い。優勝争いは霧島を中心に混戦が予想される。

 13日は国技館で土俵祭りが営まれ、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)や審判部の親方衆が出席し、15日間の安全を祈願。約600人の一般客が見守った。

 直近2場所の優勝額贈呈式に大関貴景勝とともに参加した霧島は「気合でいくと決めたので頑張るだけ」と意欲。過去10戦全敗の照ノ富士戦が実現すれば「当たったらやるしかない。逃げることはない」と闘志を燃やした。

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