義実家に帰省中、発熱してしまった嫁→義母の優しさに「本当に涙が出そうでした」

年末年始に義実家に帰省した方も多いのではないでしょうか。
そんなとき、家族や義両親の優しさを感じると心が温まりますよね。

今回紹介するのは「年末年始の義実家でのアクシデント」についてのエピソードです。

イラスト:23ca

義実家で発熱してしまい…

ミユ(仮名)さんが義理の実家に年末年始に帰省した時のことです。
知らず知らずのうちに普段の疲れや、さらに移動の疲れが出てしまったのかもしれません。ミユさんはお食事中にもかかわらず、高熱を出し、倒れてしまいました。

風邪ではなさそうだったためうつることはないようでしたが、疲労による発熱のようで高熱でフラフラだったミユさん。すると、義母は即座に、ミユさん専用にお布団を敷いたりその他を準備してくれて「何もせず寝てて良いからね」と言ってくれました。

発熱した嫁さんを優しく看病する義母(イラスト:23ca)

申し訳無いと思いながらも、高熱では何もできず、普通にいてもかえって迷惑かと思い、お言葉に甘え静かにさせてもらうことにしたミユさん。
子どもは小さいながらも聞き分けの良い方でしたが、それでもまだまだ幼い子。どうしようかと思いつつ、義母が中心になり見てくれていて、かといってミユさんを疎外することもなく、本当に心身ともに助けられたといいます。

「年末年始の美味しいものも食欲もなくあまり食べられない中、それでも『少しでも』と、少量ずつ小分けにして用意してくれたり、食べやすいお粥等をわざわざ用意してくれたりと、本当にお世話になりっぱなしで…」とそのときの様子について語るミユさん。

幸い、高熱も3日程で下がりましたが、その年の年末年始の帰省はほぼ寝て過ごしたといいます。ミユさんは「何かをしてもらい助けてもらえることのありがたさをとても痛感しました。本当に涙が出そうで、ありがたい思いでいっぱいでした」と話してくれました。

「助けて」は大事

この時の出来事についてミユさんに話を聞きました。

ー義母に助けてもらったとき、相手に対してどう思いましたか?また、なんと伝えましたか?
いつもは自分自身で当たり前にしていたこと、感謝されることもなく時に淡々としながらもこなしていたことを、倒れてしまったことにより「普段からとても頑張っていたんだね」と、口に出して言ってもらえたり「自分だけで頑張り過ぎずに、何かと「助けて」とか、頼ったり等々して良いんだよ」と改めて言ってもらえたり…。
時に孤独さを感じることもあったり、自分が頑張らないとと知らぬ内に肩ひじ張ってやっていたことも「頼っても良いんだ」「1人ではないんだ」と気づかせてもらえることができました。それは本当にありがたいと思えたことでした。

ーこの体験を通して、何か意識していることや気持ちの変化などはありましたか?
私が頑張らないとと思ったり、実際にも頑張ることも大切だとは思いますし、それが私のすることなのは当然ではあると思います。ですが、時に「助けて」ということ、発信することもとても大切なんだと気づき、それからは少しゆるい気持ちで、いざとなったら1人ではないんだとの思いでやっていけるようになっていきました。

ー育児をする上で、大変なことはどのようなことでしょうか?
子どもは、いつなんどき、何が起こるか予測不能で、本当にどのようになるのかわかりません。臨機応変なことが多く求められるかと思われます。ですが、それをみている母親が倒れては本当に元も子もありません。が、いくら母親でも体調不良にもなりますし、疲れもたまりますし、倒れることもあります。
そういう時に、頑なに、それでも「何でも自分で」と思わずに、周りに助けを求めたり、少しきついなと思うと大事になる前にSOSを少しずつ出したり等々…他の人の手を借りることもとても大切だと思えます。
どうしても自分でやらないと、何とかしないと、そして何かがあると「私がいけないんだ」と思ってしまいがちです。そういう点ではまだまだ周りにも言いづらい・頼りづらいことも多いですし、母親の負担も大きいのかなとは感じます。

ー同じように育児に悩む方に伝えたいことなどを教えてください。
何かと本当に「自分で何とかしないと」そう思ってしまいがちです。そして、知らず知らずのうちに頑張りすぎてしまいます。それが、さらにまた、知らず知らずの内に自分を追い込んでいってしまうことにもなってしまいます。そのため、時に良い意味で手を抜き、良い意味で周りを頼り…ということが気軽にできるような心持ちでいてもらえたらと思えてなりません。

ーこれは絶対知ってほしい!伝えたい!ということがあればその理由も含めて教えてください。
本当に、子どもと向き合っていると、可愛いことは当たり前なのですが、時に孤独感や寂しさや辛さを抱えてもしまいます。周りにも伝え辛いことも多いです。ですが本当に、何かと起きてしまったり、ご自身が倒れてしまわれたりする前に、どうか周りに頼れるような気持ちを持ってもらい、なかなか難しいとは思うものの少しゆったりとした気持ちや時間も持ってもらえましたら…と思います。

※こちらは実際にユーザーから募集したエピソードをもとに記事化しています。

ほ・とせなNEWS編集部

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