大学入学共通テスト始まる 栃木県内では8つの大学で受験性が試験に臨む

 本格的な入試シーズンの幕開けとなる大学入学共通テストが、13日から全国の会場で始まり、栃木県内では8つの大学で受験生が試験に臨みました。

 県内では去年(2023年)に比べて350人ほど少ない8千100人余りが志願し、8つの大学の9つの会場で試験が行われました。

 このうち宇都宮大学の峰キャンパス正門前では午前8時半ごろ、参考書を片手に受験生らが会場へ足早に向かう姿や、駆けつけた高校の教員などから激励の言葉を受け取り会場入りする様子が見られました。

 大学入学共通テストは、13日から全国668の会場で去年より約2万人少ない49万人を超える受験生が臨み、2日間の日程で行われます。

 来年(2025年)からは、新学習指導要領に対応して教科・科目が再編されるため、6教科30科目で実施する最後の共通テストとなります。

 出願者全体のうち、高校などをこの春に卒業する予定の現役生は85.3%を占め、既卒者は13.9%、高校卒業程度認定試験の合格者などが0.8%となっています。

 一方、新型コロナの対策としてこれまで受験生に求めていたマスクの着用については5類への移行にともない、個人の判断に委ねられました。

 13日は、地理歴史と公民、国語、外国語の試験が行われ、14日は理科と数学が行われる予定です。

 また宇都宮地方気象台は、13日遅くにかけて北部で大雪の可能性があると発表していて、14日の朝は雪による交通障害や路面の凍結に注意が必要です。

 受験生は最新の気象情報を確認し、出発時間を早めるなど対策をお願いします。

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