佐野市の道の駅「どまんなかたぬま」で街頭募金 能登半島地震

 能登半島地震の発生から13日目となり、避難者の多くは現在もなお帰宅できない状況が続き、中学生の集団避難の動きも広がっています。一方、栃木県内では募金活動をはじめとした支援の輪が広がっています。

 石川県によりますと、13日午後2時の時点で、地震による死者は災害関連死を含めて220人にのぼりました。未だ連絡が取れず安否が不明の人は26人となっています。

 甚大な被害が出た輪島市、珠洲市、それに能登町では学習環境の確保が難しいことから希望する中学生を対象に集団避難を検討しています。

 検討対象は3つの市と町の中学生約850人で、小学生に関しては、精神面の影響が大きいとみて対応を見送る方針です。

 また、共同通信が輪島市と珠洲市について人口と避難所に滞在する人の数を集計したところ、それぞれ市民の4割以上が避難生活を余儀なくされていることがわかりました。

 また県内では13日、佐野市の道の駅・「どまんなかたぬま」で市の社会福祉協議会とボランティアによる募金活動が行われました。通りがかった人たちは次々に足を止め、募金に応じていました。

 2時間ほどの活動で約16万4千500円の募金が集まり、中央共同募金会を通じて被災者の支援に役立てられるということです。

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