藤井聡太vs羽生善治、甲子園の100周年事業で対局が実現

「阪神甲子園球場」(兵庫県西宮市)の100周年記念事業の一環として、同じく100周年を迎える「日本将棋連盟」とのコラボが決定。その会見が1月13日におこなわれ、藤井聡太八冠と羽生善治九段による記念対局が発表された。

阪神甲子園球場長の向井格郎さん(左)と羽生善治九段(1月13日・阪神甲子園球場)

会見には、日本将棋連盟の会長で、今回の記念対局に臨む羽生九段が登壇。「阪神甲子園球場様とともに 100周年企画を実施できること、大変名誉なことだと感じています。記念対局は多くの方に楽しんでいただけるような企画にするべく準備を重ねていきたいと思います」と静かに意気込んだ。

そして、対戦相手となる藤井八冠について、「藤井さんは非常に読みが深く、最短でかつきれいな勝利を収められる棋士です。私と指し手の発想として共通する部分もあれば、異なる個性もあると思います。そんな藤井さんと私のスタイルの違いも感じていただきながら対局を楽しんでいただきたい」と、夢の対局の見どころを語った。

また、阪神甲子園球場長の向井格郎さんも「阪神甲子園球場を舞台に繰り広げられてまいりました、数々の名勝負・名シーンに、今回、藤井聡太竜王・名人と羽生善治九段の対局が、新たな歴史の1ページとして加わるということは、これからの100年に向けても、大変意義深いものだと感じております」とコメント。100周年にあたり、さまざまな企画に取り組んでいくと明かした。

藤井八冠 VS 羽生九段の記念対局は12月8日、「阪神甲子園球場」にて実施される。

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