2024年度入学者の大学入学共通テストは初日の1月13日、国語と地理歴史・公民、外国語が行われ、外国語は45万535人が受験した。大手予備校河合塾によると、2023年度入試と比べて「やや難化」したのは英語リーディング。大問ごとの配点に変化はなかったものの、総語数は200語増え、第5問では本文が約300語も増加。登場人物の区別や出来事が起きた順番を判断するのが複雑とした。X(旧ツイッター)では「英語難化」がトレンド入りし、嘆きのコメントが多数見られた。
英語リーディングの第1問B、第3問Bについても、丁寧に読まないと解けないとし、苦労した受験生が多かったとみる。全体的に細部まで気を配って詠む必要がある問題が増えており、より精密な読解力が求められたため、難易度は前年よりも高かったと推測している。
Xでは、受験生とみられる投稿が目立ち「文字数の暴力で押しつぶしてきてキツい」「60超えてる気すらしない」と嘆く声が見られる一方で、「難化って聞いて一安心してる」と安堵のコメントも見られた。
このほか「やや易化」した科目は国語と世界史B、地理B、地理A、政治・経済。「昨年並み」は世界史Aと日本史A、現代社会、倫理、倫理・政治経済。
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各教科科目の難易度は?
大手予備校河合塾が発表した2024年度入試の難易度を教科・科目別に紹介。過去の平均点一覧も掲載しています。⇒【難易度速報】2024年度共通テストの難易度は?教科・科目一覧
各教科科目の問題分析
■1日目
⇒【英語】リーディング
⇒【英語】リスニング
⇒【国語】
⇒【地理歴史】世界史B
⇒【地理歴史】日本史B
⇒【地理歴史】地理B
⇒【公民】現代社会
⇒【公民】倫理
⇒【公民】政治経済
⇒【公民】倫理,政治経済
■2日目
⇒【数学1】数学1A
⇒【数学2】数学2B
⇒【理科1】物理基礎
⇒【理科1】化学基礎
⇒【理科1】生物基礎
⇒【理科1】地学基礎
⇒【理科2】物理
⇒【理科2】地学
⇒【理科2】生物
⇒【理科2】化学