【J1横浜M】新体制発表 「世界と戦うマリノスに」覇権奪還へ攻撃路線継続

サポーターらと写真に収まる上段左からホープウィリアム、寺門陸、渡辺泰基、山村和也、下段左から吉田真那斗、加藤蓮、天野純、植田啓太=日産グローバル本社

 J1横浜Mは13日、横浜市西区の日産グローバル本社で、2024年シーズンの新体制発表とハリー・キューウェル氏(45)の監督就任会見を行った。2年ぶりのリーグ王座奪還とアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)初制覇を託される新指揮官は、「うれしい気持ちでいっぱい。このファミリーとともに素晴らしいシーズンを迎えられると思うし、楽しみ」と笑みを浮かべた。

 攻守に高強度な「アタッキング・フットボール」は今季も継続。新指揮官のエッセンスを加え、攻撃路線のさらなる深化を掲げる。新戦力は川崎から加入のMF山村和也やルーキーDF吉田真那斗ら8人で、MF天野純は3季ぶりに期限付き移籍から復帰した。

 スローガンは今季も「Brave and Challenging(勇猛果敢)」。中山昭宏社長は「2位で満足できないクラブになっていると昨年も実感させられた。常勝軍団になりつつある今だからこそ、世界と戦うマリノスを考えていく」と力を込めた。チームは15日に始動し、22日から2月2日まで宮崎県内でキャンプを行う。

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