マグヌッセンとヒュルケンベルグがチーム離脱のシュタイナーに感謝のメッセージ「F1に復帰させてくれてありがとう」

 ハースF1チームが長年チーム代表を務めたギュンター・シュタイナーの離脱を発表した直後に、レギュラードライバーのケビン・マグヌッセンとニコ・ヒュルケンベルグがSNSを通してシュタイナーへの感謝の意を示した。

 ふたりとも、一時、F1レースシートを失った後、シュタイナーからのオファーで復帰することができ、2024年もハースで走ることが決まっている。

 マグヌッセンは「ありがとう。ギュンター。2017年に僕を旅に連れ出してくれたこと、2022年に再び旅路に戻してくれたことに感謝する」とコメントした。

「楽しくもあり、同時にとてもチャレンジングな旅だが、決して退屈ではなかった。さようなら。今後の成功を祈っている」

 ヒュルケンベルグは、2019年末でF1シートを失ったものの、2023年にハースからレギュラードライバーの座に復帰した。

2023年F1マイアミGP ニコ・ヒュルケンベルグとハースF1チーム代表ギュンター・シュタイナー

「ありがとう、ギュンター。あなたの信頼、友情、そして、F1でまたレースをする機会を与えてくれたことに感謝する。あなたは間違いなく個性的な人だ。今後の成功を祈っている」

 シュタイナーの離脱は、多くのファンを驚かせた。NetflixのF1ドキュメンタリー『Drive to Survive(邦題 Formula 1:栄光のグランプリ)』では、シュタイナーがドライバーや他のチームメンバーに対して激しい言葉を投げつけるシーンがしばしば紹介され、視聴者の関心が集まり、シュタイナーの人気が高まった。

 ハースは、シュタイナーの後任として、小松礼雄をチーム代表に起用した。彼は誰に対しても非常にオープンに話をするが、発言には非常に慎重で、感情を抑えることに気を配っており、シュタイナーとは全く異なるキャラクターの持ち主だ。

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