児玉芽生が小学生に走り方のこつ伝授 レゾナックドーム大分で「かけっこ教室」【大分県】

子どもたちに走り方を指導する児玉(右端)=レゾナックドーム大分
子どもたちと一緒に短距離走に臨む児玉(左)
子どもたちに走り方を指導する児玉(中央)
トップアスリート大分プロジェクトから支援金を贈られた児玉(左)

 明治安田生命かけっこ教室は13日、レゾナックドーム大分であった。日本女子短距離界のエース、児玉芽生(ミズノ・臼杵市出身)が小学生に走り方のこつなどを指導した。

 約240人が参加。開会式で児玉が「できないこともあると思うが、積極的に挑戦しよう」とあいさつした。準備運動で体をほぐした後、全身を使ったスキップなどの練習を通じて正しい走り方や姿勢づくりをアドバイスした。約2時間にわたって汗を流した後、希望者は児玉と短距離走で勝負した。

 児玉が小学生時に所属していた臼杵ジュニア陸上クラブの上野颯介君(12)=下北小6年=は「憧れの先輩。足の運び方を教えてもらったので、今後に役立てたい。パリ五輪に出場してほしい」と話した。児玉は「参加した皆さんはとても上達が早かった」と喜んだ。

■トップアスリート大分プロジェクトが支援金

 県関係の陸上有望選手をサポートする「トップアスリート大分プロジェクト」が13日、児玉芽生(ミズノ)に支援金を贈った。

 「かけっこ教室」会場のレゾナックドーム大分で贈呈式があり、同プロジェクトの徳永拓真代表が「子どもたちの目指す選手になってほしい」と目録を手渡した。

 プロジェクトは県出身のアスリート支援や、ジュニア世代の大会開催などを援助している。県内20の企業・団体がスポンサーになっている。

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