【ホテルインディゴ軽井沢宿泊記】全メニュー食べたい最高の朝食!別荘時間をおしゃれに楽しむホテルステイ

東京から北陸新幹線で約75分でアクセスできる軽井沢。避暑地として有名な場所ですが、冬の澄んだ空気や雪景色も魅力的です。2022年2月にオープンした「ホテルインディゴ軽井沢」は、ロビーフロアにある暖炉が象徴的。ゆらめく炎をぼんやりと眺めているだけで、なんとなくほっとするような癒しのパワーをもらえます。レストラン「KAGARIBI」の、地元食材をたっぷり使った幸せ朝食も最高! 客室と館内には軽井沢を表現したアートがそこかしこに飾られ、高級感のある洗練されたインテリアデザインにも注目です。おしゃれで居心地のよい空間で、ゆったりと自分だけのラグジュアリーな時間が過ごせますよ。

「ホテルインディゴ軽井沢」5つのポイント

別荘時間がコンセプトでゆったり過ごせる

暖炉の炎に癒される。洗練されたインテリア・アートが詰まったホテル

レストラン「KAGARIBI」の朝食が最高においしい

155室/炭酸泉露天風呂付き大浴場、レストラン「KAGARIBI」、スパ「THE SPA by HARNN」、フィットネスルームあり

1泊朝食付(2名/室)42,000円~

別荘時間を楽しめる「ホテルインディゴ軽井沢」

ホテルインディゴは、大手ホテルグループ・IHGホテルズ&リゾーツが展開するホテルブランドの内の1つ。国内には、箱根、犬山有楽苑、東京渋谷を含めた4軒のホテルがあります。

客室数は全155室、部屋タイプは大きくわけるとスイート、スタンダード、アクセシブル(バリアフリー)の3種類です。ホテル内には、レストラン「KAGARIBI」、スパ、フィットネスセンター、炭酸泉露天風呂付き大浴場が備えられています。

ホテルインディゴ軽井沢では、「別荘時間」をコンセプトとしており、ロビー、客室、レストラン、大浴場・スパが敷地内のそれぞれ別棟に配置されています。これは、鳥のさえずりや木々が揺れる音、軽井沢の空気を移動の際に味わってほしいという想いが込められているそう。

また、ホテルのスタッフはネイバーフッドホストと呼ばれ、スタッフのコスチュームの胸元にはピンバッジがついています。一人一人異なる絵柄のピンバッジは、そのスタッフの得意分野のしるし。可愛らしいお家のようなピンバッチを付けたスタッフは、ホテル周辺のショップやレストラン、美術館などの情報に詳しいそう。近隣のおすすめを聞きたい場合に助かりますね。

ゆらめく炎をただずっと眺めていたくなる

象徴的なのは、ホテルエントランス入ってすぐにある暖炉。こちらでは、10月ごろ~5月のGW前ごろまでゆらめく炎を楽しめます。

食事のあとやお風呂に入ったあと、筆者は吸い寄せられるようにここに立ち寄っていました。炎って見つめているだけで心が落ち着き、癒されるのはなぜでしょう。パチパチと薪が放つ音も心地よく感じられ、滞在中のお気に入りスポットでした。

レストラン「KAGARIBI」での朝食が最高すぎる

夕朝食は、通路を歩いて別棟にあるオールデイダイニング「KAGARIBI」でいただきました。レストランの名前が「かがり火」ということで、ロビーの暖炉の炎ともリンクします。宿泊客はもちろん、外来利用もOK。天井が高く吹き抜けになっていて、窓も大きく外の景色がよく見える造りなのでとても開放感があります。

壁面に飾られた、木材とレジンを使った、城下万奈さんによるアートも印象的。

朝昼と夜ではその雰囲気もガラッと変わるので、まるで違うレストランで食事しているような雰囲気を味わえますよ。客室に置かれたサンダルやパジャマ、羽織での利用はできないのでご注意を。

ホテルステイの楽しみの一つはなんといっても食事。夕食もですが、朝食における期待もかなり大きいですよね。ホテルインディゴ軽井沢の朝食は、そんな期待にバッチリ応えてくれるんです。

朝食はビュッフェのほか、「インディゴブレックファースト」「和朝食」のセットメニュー(税込4,200円)もあり。筆者がいただいたビュッフェは、バラエティ豊かで満足度高し! あれもこれもおいしそうなものがいっぱいで、少しずつ全部食べたいけれど食べきれないほどでした。

グリルベジタブル

色とりどりの地元長野産の野菜は、サラダだけでなく、グリルにしたものや、フリッタータ(イタリア風オムレツ)など、温かい料理でいただけるのもうれしいです。

フリッタータは野菜を使ったものや、ハムやチーズを使ったものも。

モッツアレラチーズの目玉焼き

フルーツもたくさん用意されています。カットされたものに加え、お願いすればその場でカットしてくれるサービスも。筆者はシナノゴールドと信州蓼科の五輪久保林檎をカットしてもらいました。

パンもクロワッサン、菊芋デニッシュ、ビーツと胡桃ブレッドなど甘くないパンから、シュガードーナツやチョコチップマフィンなど甘めのものまで、バランスのよいラインナップ。

菊芋デニッシュ

シュガードーナツ

フレンチトーストとワッフルも美味でした。

ドリンク類も豊富で、瓶入りのトマトジュース、オレンジ、アップル、グレープフルーツ、白桃ジュース、デトックスウォーター、お水がそろいます。ほうれん草とセロリ、りんご、ライム、生姜が少し入ったグリーンジュースは、さっぱりしていておいしかったです。ミルクは、牛乳、アーモンドミルク、豆乳、無脂肪乳とそろっているのも気が利いています。

穀物と豆のタブレ

このオニオンスープ、とてもおいしかった!

肉じゃがや焼き魚、お豆腐、味噌汁など和食系もあり。もっと食べたかったけれど、お腹いっぱいになってしまいました……。

大人のディナータイムを楽しむ夕食

ディナータイムのKAGARIBIは、朝や昼の爽やかな雰囲気とはうって変わって落ち着いた大人っぽい雰囲気に。アラカルトのほか、4品コースもしくは5品コースメニューがあります。オープンキッチンでは、薪火グリルによる調理風景も見えてライブ感があります。

この日いただいたのは、前菜、パスタ、魚料理、肉料理、デザートが付いた5品のコース。料理に合わせたワインペアリングとともに楽しみました。ワインペアリングも3杯のペアリング(税サ込7,000円)と4杯のペアリング(税サ込9,000円)が用意されています。

ペアリングのほかにも、シャンパーニュやシードル、ワインの赤・白 グラス、ボトル、ビール、ブランデー、日本酒、焼酎、ウィスキー、カクテル、モクテル、ソフトドリンクなど豊富なラインナップです。

前菜は鮮魚のカルパッチョ。旬の寒鰤に、西洋ネギのピュレ、さっぱりとしたカブの調味料が添えられています。

パスタは、胡桃がアクセントになったイタリア産ポルチーニ茸と海老のタリオリーニ。タリオリーニは自家製で、手打ちの全粒粉が使われています。

魚料理は真鯛と浅利のズッパ・ディ・ペッシェ。イタリア版ブイヤベースで、魚介のだしとトマトのスープは、最後の一滴までおいしく味わえます。サーブされたフォカッチャをスープに浸していただくのもおすすめ。

肉料理は国産牛サーロインの薪グリル。お肉は、薪の香りをしっかりと感じられ、カボチャのピュレと絶妙に合います。このピュレがとってもいい味でした!

いただいたワインのなかでは、長野県のマンズワイン「ソラリス」が特に好みでした。

ディナーの締めくくりのデザートはカカオ生地のサンファリーヌ。カカオ生地は小麦粉を使っていないそうですが、それを感じさせない満足感ある食感と味わい。上には柚子とホワイトチョコレートのクリームが添えられ、下にはクランブルと八幡屋礒五郎の七味が入っていて、ピリッとした味がよいアクセントになっていました。添えられているのはクレームブリュレのアイスです。さりげなく添えられた雪の結晶が可愛い一品。

KAGARIBIでは、パンやケーキ、コーヒーなども販売されています。

オールデイダイニング「KAGARIBI」

2024年1月9日~4月12日は、以下の営業時間となります

朝食 7:00~11:00 (最終入店 10:15/ L.O. 10:30)

ランチ 12:00~15:00(L.O. 14:30)

ディナー 17:00~22:00 (FOOD L.O. 21:00/ DRINK L.O. 21:30)

朝食 6:30~10:30(L.O.10:00)

ランチ 11:30~14:30(L.O.14:00)

ディナー 17:00~22:00(L.O.21:30)

https://karuizawa.hotelindigo.com/dining/all-day-dining-kagaribi/

食材やメニューは、季節などによって変わります

自分だけのリラックスした時間が過ごせる客室

今回筆者が宿泊したのは、広さ32平方メートルのスタンダードリバービュー(ビューバスタイプ)のお部屋。

バスタブからも外が眺められます。

バルコニーから軽井沢の四季を身近に感じつつ、滞在を楽しめるのが最高です。ほんやりと景色を眺めながら、川の流れる音や鳥の鳴き声に耳を傾けていると、あっという間に時間が過ぎてしまいそう。

インテリアのアクセントになるカラーを取り入れつつも、品があり洗練されたお部屋は、静かで居心地がよく、ゆったりと自分だけの別荘時間が過ごせます。せっかくのホテルステイ、仕事はしたくないけれど……ここなら作業もはかどりそう!

そしてお部屋にも、インテリアにさりげなく溶け込むアートが置かれています。水彩画や木版画など、軽井沢をイメージしたアートワーク。

浅間山をイメージしたアート。ちょこんといるリスが可愛い。

窓に近いせいか、開放的で明るい洗面スペースで、気持ちよく身支度を整えられます。

アメニティも充実していて、タオル、シャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュ、ハンドソープ、石けん、歯ブラシ、ブラシ、くし、コットン、綿棒、爪やすり、カミソリ、ミニソーイングセットなど、必要なものは一通りそろっています。シャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュ、ハンドソープは、オーストラリアのブランド「Biology(バイオロジー)」のもの。

ドリンクは無料のウォーターボトルのほか、コーヒー(デカフェと2種類あり)、パッケージデザインもおしゃれな煎茶、紅茶、ハーブティーのティーバッグ、有料のミニバー&スナックが用意されています。ノンカフェインのものも用意されているのがうれしい。

ルームウェアは着心地のよいセパレートタイプ。ルームスリッパと、館内用スリッパもあります。

ネイビーにイエローが効いた羽織もおしゃれ。

広々とした大浴場で疲れを癒す

大浴場のあるスパ棟も建物が独立しています。1階に大浴場、2階にタイの人気ライフスタイルスパで、2023「WORLD LUXUARY SPA AWARDS」で2部門を受賞している「THE SPA by HARNN」と、フィットネスセンターがあります。

エントランスを入ってすぐの、階段下のスペースにはランタンが飾られ、ちょっとした写真映えするスペースになっています。

マーサ・タトル氏による浅間山と麓の澄んだ空気を表した作品も飾られています。ブルーが基調になったベンチは、デザインも素敵。

©Hotel Indigo Karuizawa

女性用大浴場は、チェックイン時に渡される大浴場専用カードキーでないと開錠できないシステムで、セキュリティ面も安心です。バスタオルも用意されているので、お部屋から持参する必要はありません。

アメニティは、1回分がパウチになったクレンジングオイル、洗顔料、化粧水、乳液、ヘアブラシ、くし、ヘアゴム、シャワーキャップ、コットン、綿棒、ハンド&ボディローション、ドライヤーがそろっていて、大浴場内洗い場には、シャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュが用意されています。

©Hotel Indigo Karuizawa

炭酸泉露天風呂はずっと浸かっていられる心地よさ。ひんやりとした外気を感じるのも冬の醍醐味。サウナと水風呂も楽しめます。

©Hotel Indigo Karuizawa

大浴場

利用可能時間:6:00~23:00

THE SPA by HARNN

営業時間:12:00~20:00

年中無休・外来利用OK

予約は、客室電話もしくはメール(Spa.INDKaruizawa@ihg.com)

ホテル内で楽しめるコンテンツもある

週末限定 ロビーラウンジバー

毎週末の金曜日、土曜日、祝日に行われているのは、「週末限定 ロビーラウンジバー」。ロビーにあるカウンターがバーカウンターになり、カクテルの調合師とされるミクソロジストにお任せカクテルをオーダーできます。

並んだ食材から好きなものを選んでオーダーするもよし、好きなお酒や味を伝えてオーダーするもよし。過去には「モンブラン」をオーダーしたゲストもいたとか! 現在ホテルには1名しかいないミクソロジスト・荒井さんの手にかかれば、あっと驚くような見た目と味わいのカクテルに出合えるかもしれません。

お酒があまり得意でない人は、モクテルのオーダーもできますよ。

週末限定 ロビーラウンジバー

開催日:毎週金曜日・土曜日・祝日 17:00~22:00

メニュー:ロビーラウンジ各種メニュー、ミクソロジストお任せカクテル(価格はオーダーするものによって異なります)

「HARNN」ソープカービングのワークショップ

スパでも使われているタイのライフスタイルブランド「HARNN」の石けんを使ったソープカービングのワークショップも体験できます。好きな場所にぶら下げられるタッセル付きのものや、松ぼっくりのようにカービングするものも。左のタッセル付きものが筆者作ですが、お花の形にカービングするのが結構難しく苦戦しました。

初心者でも丁寧に教えてもらえるので大丈夫。ワークショップは、今後開催される予定です。

五感いっぱいに冬の軽井沢を満喫できる

ちょうど日が暮れるころ、ホテルインディゴ軽井沢の敷地内はライトアップされて雰囲気も最高です。朝、昼、晩とガラッと違う表情をみせてくれるのも滞在の楽しみ。しんと冷たい空気や、川のせせらぎ、木々の揺れる音、鳥のさえずりなど、五感いっぱいに冬の軽井沢を満喫できます。

ホテルの象徴である暖炉の炎に癒され、おいしい食事でエネルギーも満タンに。大切な人と一緒に過ごしたり、自分へのご褒美時間にも、明日への活力をもらえそうです。

ホテルインディゴ軽井沢

住所:長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉字屋敷添18番地39

代表電話:0267-42-1100

宿泊料金:1泊朝食付(2名/室)42,000円~

公式サイト:https://karuizawa.hotelindigo.com/

[Photos by Chika]

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