2次避難、地域社会の維持重視 官房長官、能登半島地震で

林芳正官房長官

 林芳正官房長官は14日放送のNHK番組で、能登半島地震を受けて政府が進める2次避難に関し、地域や被災者のコミュニティー維持を重視する考えを示した。「さまざまな手段を講じてコミュニティーを維持しながら、生活やなりわいの再建、復旧・復興を支援したい」と述べた。

 孤立地域がコミュニティーごと避難できるよう後押しすると強調。「地域に住み続けたいという被災者の思いを踏まえ、住まいの確保や就労などの、きめ細やかな支援が必要になる」と語った。

 高齢者が乗り降りしやすいタクシーなどの移動手段も確保したと説明。「後々は帰れるというメッセージを含め、最適な避難先が確保できるようバックアップする」とした。

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