風に揺れて風情を漂わせる折り鶴 被災地の復興を願うメッセージなど 5月末まで/岡山・津山市

岡山県津山市の愛染寺に、能登半島地震が起きた被災地の復興を願うメッセージなどが書かれた折り鶴がつるされ、「サラサラ」と風に揺れて風情を漂わせている。参拝者のために折り紙とペンを置いており、5月末まで飾る。

本堂の軒下に張ったひもに、25センチ四方の紙で折った色とりどりの鶴約250羽をくくり付けている。内側には、被災地への思いのほか、孫の学業成就、家内安全などの願い事も書かれており、同寺が「お焚(た)き上げ」するという。

豊福晃正住職の妻・陽子さんは「一日も早く平和な日常が取り戻せるようにと鶴に祈りを託す人も多い。気軽に足を運んでほしい」と話している。

檀家グループの同寺密教婦人会の協力の下2021年から行っている。

色とりどりの折り鶴

© 津山朝日新聞社