重岡大毅&戸塚純貴 ”大雪の設定”で意識もうろうの迫真演技 「ある閉ざされた雪の山荘で」本編映像

東野圭吾の同名長編小説の映画化作「ある閉ざされた雪の山荘で」(公開中)から、主演をかけた最終オーディションで演じている“記録的な大雪で閉ざされた山荘”という設定を忘れ、ラジオ体操をする主人公・久我(重岡大毅)と雨宮(戸塚純貴)、そこにツッコミを入れる本多(間宮祥太朗)らのコミカルなやり取りを収めた、本編映像が公開された。

緊迫感が漂っていたオーディションの初日を終えた翌朝。朝日に照らされた庭で 前夜に意気投合を果たした久我と雨宮が、並んでラジオ体操をしている様子が映される。2人は、“閉ざされた大雪の山荘”というシチュエーションをすっかり忘れ、「気持ち良い朝ですね」「最高だな」と晴れやかな表情で声を掛け合っている。しかし、そこに現れた劇団のトップ俳優・本多は、「お前ら、記録的大雪はどうした?」とツッコミを入れ、2人はあわてる。

「あぁ、急に寒い!久我―!寝るなー!」と大雪設定で芝居を始める雨宮に、久我は「急に眠い、あぁペス、ペス」と、あまりの寒さに意識がもうろうとしてペットの名前を呼んでしまう芝居を披露する。唐突に始まった小芝居をほほ笑みながら眺める本多だったが、「本多さん、助けてー!」と渾身の力で叫ぶ久我に応じ、「待ってろよー、今助けに行くからな。久我、寝るな!」と乗っかり始める。そんな3人の様子を部屋から見る貴子(中条あやみ)と田所(岡山天音)はあきれた表情を見せるのだった。

「ある閉ざされた雪の山荘で」は、登場人物が全員役者で、彼らが挑む新作舞台の主役の座をかけたオーディションの最終選考が、“大雪で外部との接触が断たれた山荘”という架空の密室空間で行われる設定の作品。劇団に所属する役者7人に届いた、4日間の合宿で行われる最終オーディションへの招待状。新作舞台の主演を争う最終選考で彼らが“演じる”シナリオは、「大雪で閉ざされた山荘」という架空のシチュエーションで起こる連続殺人事件だった。出口のない密室で一人、また一人とメンバーたちが消えていく。主演は、映画単独初主演となる重岡大毅。メガホンを取ったのは、「荒川アンダーザブリッジ」「ステップ」「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」などの飯塚健監督。

【作品情報】
ある閉ざされた雪の山荘で
公開中
配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2024映画『ある閉ざされた雪の山荘で』製作委員会 ©東野圭吾/講談社

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