伊藤英明 鷹匠の修行を始める 女性師匠の下で地味でハードな特訓「生半可な覚悟では…」

俳優の伊藤英明が1月12日放送の日本テレビ『沸騰ワード10 伝説の家政婦志麻さん、古民家改装プロジェクト&真に受けてオファー芸能人2時間SP』に出演。長年憧れていたという鷹匠(たかじょう)に挑戦するため、現役の鷹匠に弟子入りしハードな修行に臨んだ。

過去にインタビューやSNSの発言等で有名人が「やってみたい」といったのを“真に受けて”本当にやってもらう『真に受けてオファー』シリーズ、今回白羽の矢が立ったのが伊藤だった。

伊藤が連れてこられた先は河口湖の湖畔。そして挑戦するのは10年間伊藤が憧れていたという鷹匠。「鷹匠になりたくて、鷹を飼いたくて。実際に自分で調べていこうとしてたんですけど、色々忙しくなっちゃって断念してたんですよ。ガチでやりたかったっす!」と熱く語る伊藤はその夢を実現するため、現役として活躍する23歳の女性鷹匠・篠田朔弥(さくや)さんに弟子入りすることとなった。篠田さんの相棒である鷹の颯雅(そうが)は3年前に映画『レジェンド&バタフライ』で木村拓哉の相棒として出演しており、伊藤とも共演していたという。

鷹匠・篠田朔弥さん(左)と、映画で共演した鷹・颯雅と再会した伊藤英明(右)

今回の目標を、鷹を呼んで戻ってこさせる『呼び戻し』という技に設定した伊藤。早速篠田さんにお手本を見せてもらうと、颯雅は見事に篠田さんの腕に戻ってくる。鷹との息がぴったり合う“人鷹(じんよう)一体”を目指して早速修行開始。

最初は腕を水平に保って鷹が乗りやすい姿勢をキープする『据え』の特訓。腕を水平にし、軽く握った握りこぶしの上に水の入ったグラスやペットボトルを乗せ、歩きながら倒さず30分キープするという見た目には地味だが非常にハードなもの。人と話すときもご飯を食べるときも姿勢をキープーし続ける苦行。伊藤はその日の日記に「生半可な覚悟や夢の追及では到底為し得ない厳しい道だと初めて知りました」とつづっていた。

手にペットボトルをのせて『据え』の特訓をする伊藤英明

続いて、鷹を狙った方向に飛ばす『放ち』の姿勢を練習。こちらも、タオルを使って鷹を飛ばす動きを何度も素振りするという地味でハードなもの。かつてこの番組でカニの食べ歩きなどの楽しそうな企画がオンエアされていたことを思い出した伊藤は思わず「これ沸騰ワード?ホントに?」とスタッフに問いただす。

300回以上の素振りを終え、最後の修業は師匠・篠田さんも最も大事にしているという颯雅との2時間のお散歩。初めて鷹を腕にのせた伊藤は「うわー、すげーうれしい!こんな近くで見るの初めてです!」と大喜び。しかし篠田さんは「(異変を感じて鷹が逃げてしまうので)鷹を据えている時は基本感情を出さないように」とくぎを刺す。それでも伊藤からは緊張と喜びがあふれ出てしまい、それを感じたのか颯雅が逃げてしまうというという一幕も。

その後いよいよ『呼び戻し』に挑戦。最初の挑戦は伊藤に生じた一瞬の迷いを颯雅が察知して逃げてしまったため失敗。あまりにもわずかな失敗だったため、スタジオで見守るMCのお笑いコンビ・バナナマンの設楽統も「え、こんなに繊細なものなの?」と驚くほど。

気持ちを落ち着けた伊藤は2度目の挑戦に挑み、今度は見事に成功。篠田さんからも「素晴らしかったです」とお墨付きを得た伊藤は喜びをかみしめつつも「自分の鷹を手に入れて、育てて、まだまだ道のりは長いですね」と、鷹匠としての更なる高みを目指していた。

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