大学入学共通テスト2024 物理基礎の分析速報 難易度は、大学入試

物理基礎の問題分析

 大学入学共通テスト2日目は2024年1月14日、全国一斉に行われた。大手予備校河合塾による各教科科目の問題分析を速報する。「物理基礎」の分析は以下の通り。⇒【平均点】共通テストの平均点、中間発表を見る

物理基礎の難易度分析

 会話形式の出題や、データの解析を含む実験考察問題が復活した。昨年は、それまで出題されていた会話形式の問題や、本格的なデータ解析の問題が出題されなかったが、今年はそれらが出題され、2年前までの形式に戻った。また、文章量や組合せ問題の数が増え、考察に時間がかかる出題が増えた。

⇒【速報】入学共通テスト予想平均点 文系は546点、理系は…科目別も

難易度

 【やや難化】実験・観察を題材としながら、基本法則や定義、数式に基づいて、やや深い考察を必要とする問題が増えた。また、数値計算や組合せ問題が多く、題意を把握しにくい問題もあり、全体としてやや難化した。

⇒【難易度速報】2024年度共通テストの難易度は?教科・科目一覧

出題傾向の分析

 大問は、小問集合、力学の問題、波動の問題の、3題構成。第1問の小問集合は、力学1問、熱1問、電気1問、エネルギーの利用1問で、いずれも基本事項の理解とその運用を問う問題。第2問は、浮力に関して様々な考察をする会話形式の問題で、二つのグラフのデータを利用して考察したり、力のつり合いの式を考えるなど、幅広く思考力を問う問題といえる。第3問は、異なる三つの実験で音速の測定を行う問題で、実験の誤差の原因の考察や、1設問のなかでいくつかの手順を踏む必要のある問題があった。 実験・観察を題材として、状況を把握する力や、基本事項の理解とその応用力が試される。

出題分量

 大問数は3題で変わらず、設問数は2問増加し、マーク数は1増加した。

物理基礎の問題・解答

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■2日目

⇒【数学1】数学1A

⇒【数学2】数学2B

⇒【理科1】物理基礎

⇒【理科1】化学基礎

⇒【理科1】生物基礎

⇒【理科1】地学基礎

⇒【理科2】物理

⇒【理科2】地学

⇒【理科2】生物

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■1日目

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⇒【国語】

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