1月13日、東京オートサロン2024のイベントステージで開催された「メディバンネップリ日本レースクイーン大賞2023表彰式」。ファン投票で選ばれた大賞受賞者5名がファンへ感謝の気持ちを伝えた。
2023年シーズンのモータースポーツは、新型コロナが5類に移行した関係で、サーキットでは普段通りのレースクイーンとファンの交流が戻ってきた1年だった。
そんな中、今回で14回目を迎えたレースクイーンの人気投票コンテスト「日本レースクイーン大賞」は、各カテゴリーで活躍したレースクイーンから50名がノミネート。ファーストステージ、ファイナルステージを経て、13日に表彰式が行われ、黒木麗奈さん、仲美由紀さん、広瀬晏夕さん、松田蘭さん、水瀬琴音さんの5名の大賞を受賞。そして、栄えあるグランプリは松田さんが手にした。
各々ステージに登壇し、笑顔や涙を見せながら大賞受賞の喜びをコメント。今年も表彰式は、感動に包まれた“レースクイーンにとっての夢の舞台”となった。
■松田蘭「こんな素敵な賞を私が獲れるなんて夢みたい！」
見事、2023年度の人気No.1レースクイーンに輝いた松田さん。投票期間中はグランプリを獲ると力強く宣言し、毎日投票の呼びかけをしていたが、不安な気持ちで押しつぶされそうになった日も少なくなかったようだ。その想いが込み上げてきたのか、大賞受賞時のスピーチでは、感極まってスピーチが途中で詰まってしまう場面も見られた。
「未熟すぎる私も、ZENTsweetiesが3年目になり、リーダーを任せていただけるようになりました。ZENT CERUMOの応援ができるZENTsweetiesとして応援ができる“最後の年”になってしまったことを知り、『何がなんでも絶対に受賞するんだ』という気持ちで臨みました」
「モータースポーツの魅力を教えてくれた大好きなチームとZENT様に、大賞を受賞するという形で恩返しができているのであれば、本当に幸せです。スーパー耐久シリーズ公式イメージガールSwishではクラウドファンディングが成功し、ようやくアイドルユニット活動ができました。2年間も歌って踊るという私の憧れを叶えてくれました」
「そして、（ファンの）みんなとマネージャーの南香織さんに成長した姿が見せられているのであれば、とっても嬉しいです。自信のなかった私が2カ月という長い期間を走り続けられたのは、辛い時も嬉しい時も、そばにいてくれたみんなのおかげだと思います」
「私がモータースポーツの魅力に引き込まれたように、私も多くの方にモータースポーツの魅力を知っていただけるように活動をしていきます。本当にありがとうございました！」と大賞受賞の喜びを語った。
その後、グランプリに選ばれた松田さん。会場からは祝福の声が鳴り止まなかった。それに対して涙を流しながら「ありがとうございます」と何度も感謝の気持ちを述べた。
「すごく幸せです。レースクイーン大賞に挑戦するときに『自分にはまだ早いんじゃないか』って、ずっと思っていましたし、このような性格なので、ネガティブに考えてしまったなどもいっぱいありました」
「自信がないと思っていたし、そう言っていましたが……。たったひとつだけ自信があることがあります。それは『トップレースクイーンになるためにレースクイーンの活動を全うしてきたこと』です。今回挑戦するにあたって『絶対にグランプリが獲りたい！』と口に出して皆さんに伝えてきました」
「このステージに上がったときに『やっぱり自分じゃないのかな』という気持ちも正直ありましたが、こんな素敵な賞を私が獲れるなんて、本当に夢みたいです！ 応援してくださった皆様、本当にありがとうございました！」
■黒木麗奈「レースクイーンデビューをした時は、ファンが増えるのか不安だった」
今回の大賞受賞者の中で、いちばん目に登壇したのが黒木麗奈さんだ。昨年は新人ながらファイナリストに進出するも、目標としていた大賞には届かなかった。1年越しで目標を達成した黒木さんは、トロフィーを受け取る時から感極まっており、スピーチを終えた後も、波が溢れ続けている様子だった。
「昨年の日本レースクイーン大賞では、大賞そしてグランプリに届くことができなかったので、こうして大賞を受賞することができて、すごく嬉しいです」
「今ステージ上で『れなちん！』という声を聞いて……。今までモデルやタレントとして活動してきたので、レースクイーンデビューをした時に『ファンが増えるか』とか『れなちんと呼んでくれる人がいるのか』とか……。さっきまですごく不安でした」
「でも、こうして『れなちん！』と、ステージに立っている私を呼んでくれることが本当に嬉しくて幸せでいっぱいです。ZENT sweetiesとして、このレースクイーン大賞を受賞できて本当に幸せです。皆さんありがとうございました！」
■仲美由紀「いろんな方の応援とご協力、支えがあって、このままで来ることができました」
今回が3度目のファイナルステージ挑戦となった仲美由紀さん。ついに大賞の座を掴み取ることができた。この舞台に立つために、人一倍たくさんの想いを込めて投票期間中も呼びかけを行っていただけに、スピーチでは「泣かないと決めていたのに……」と言いつつも、冒頭から涙を堪えきれていなかった。
「日本レースクイーン大賞2023を受賞することができて、本当に嬉しいです！」
「たくさんの方が応援してくださって、普段いつも応援してくださる皆さん、スタンレー電気株式会社の皆さん、そして今までお仕事でお世話になったたくさんの方々、本当にいろいろな方の応援とご協力、支えがあって、ここままで来ることができました」
「私は昨年、このステージで実行委員会特別賞をいただき、TEAM KUNIMITSUの一員として戦ってきたからには、絶対に大賞を獲って、グランプリになりたいと思い続けていました。その大賞を獲ることができて、私は本当に嬉しいです。今まで応援してくださった皆さん、これからも一緒に付いてきてください。大きなご声援をありがとうございました！」
■広瀬晏夕「みんな、やりきりました！ 本当にありがとうございました！」
名前が呼ばれるとガッツポーズを見せて登場した広瀬晏夕さん。いろいろな想いを胸にファイナルステージを戦い抜いてきたため、大賞を受賞した5人の中ではいちばん長いスピーチを披露。途中には感極まるシーンもあった。
「たくさんの素敵なレースクイーンの方々がいらっしゃる中で、私に投票していただいた皆様、本当にありがとうございます。私は昨年、東京オートサロンイメージガールA-classとして、この日本レースクイーン大賞の表彰式を客席でご覧になっている皆様と同じ目線で見ていました」
「その時に『これから先、私がトップレースクイーンになるためには、この厳しい賞レースの戦いに挑戦しなければならない』と思いました。私は負けず嫌いな性格なので、できれば戦いは避けたいなと思っていたのですが、このレースクイーン大賞への挑戦は覚悟と勇気を持って挑みました」
「この賞レースに参加するにあたり、自分の中で『上回る、追い抜く、優る』という意味の“オーバーテイク”をテーマに決めて臨みました。不安で泣きそうになるときもありましたが、いつも支えてくれるみんなの顔を思い出して『私は必ず大賞を獲るんだ』と強い気持ちを持ってやってきました」
「私はレースクイーンとしては、まだ3年しか経っていませんが、ここまで偉大なトップレースクイーンの先輩方と一緒に活動させていただき、様々なことを学ばせていただきました。だからこそ、今このステージに胸を張り、自信を持って立つことができています。これからは私が後輩たちに、いろいろなことを届けられたら良いなと思っています」
「私を支えてくださったすべての皆様に、このレースクイーン大賞を捧げます。みんな、やりきりました！ 本当にありがとうございました！」
■水瀬琴音「レースクイーン大賞5カ年計画、その5年目にこのトロフィーをいただきました！」
大賞受賞者のなかでは最後の登場となった水瀬さん。これまで何度もファイナルステージに進出し、その度に大賞を獲得できず悔し涙を流してきたが、今年は応援してくれるファンを前に、満面の笑みで大賞のトロフィーを掲げた。
「レースクイーンデビューをした時に掲げた“レースクイーン大賞5カ年計画”。その5年目の今年、ついにこのトロフィーを持って、みんなの前に立つことができました！」
「私はリアライズガールズしては2年間、D’Stationフレッシュエンジェルズとしては4年間活動させていただきました。デビューしてから『レースクイーンっぽくない』と言われ続けた私を、継続的に起用してくださったスポンサー様の皆様、レースクイーンとして守ってくださった事務所の方々、そしていちばん近くで応援してくれる家族や友達」
「そして何よりも……、いつもいじってきたりもするけど、つらい時も楽しい時も一緒にいてくれて、どんな時も支えてくれる、かけがえのない存在のファンのみんな。大好きな人たちに、このステージの上から感謝の気持ちを伝えることが何よりも嬉しいです」
「何百人というレースクイーンの中から、私を見つけて興味を持って応援してくださったみんな本当にありがとうございます」
「このトロフィーをいただいたからには、たくさんの方々に支えられ、たくさん成長させていただいたという気持ちを胸に、これからもみんなが応援していて良かったなとレースクイーンに成長していけるよう、日々努力していきます。この度は本当にありがとうございました！」
300名を超えるレースクイーンの中から選ばれた2023年度の日本レースクイーン大賞受賞者5名。彼女たちのこれからの活躍に注目だ。
