恒例、ゆったり「サル山温泉」 函館の熱帯植物園

北海道・函館市熱帯植物園で温泉に漬かるニホンザル=14日午前

 北海道函館市の湯の川温泉にある市熱帯植物園で、飼育されているニホンザルが露天風呂を堪能する恒例行事「サル山温泉」が開かれ、ゆったりとお湯を楽しむ姿に来園客が癒やされている。寒さが和らぐ5月上旬まで。

 14日はサルたちが、お湯の中で互いに毛繕いをしたり、太陽の光に当たって体を乾かしたりしていた。横浜市から旅行で来た大学生堀言羽さんは「サルの世界は上下社会と聞いたけど、温泉に入る姿は平和そう」とほっこりした様子。

 サル山温泉は1971年から毎年開催。飼育する40匹の8割程度が温泉好きだが、サルは湯加減にうるさいといい、園内で湧き出る約60度の源泉を水で40度前後に調整している。

北海道・函館市熱帯植物園で温泉に漬かるニホンザル=14日午前

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