県内死者221人に 珠洲99人 能登半島地震発生2週間

厳しい冷え込みで倒壊した家屋の雨どいにできたつらら=14日午前8時、珠洲市正院町正院

 石川県の14日午後2時時点の集計によると、能登半島地震による県内の死者は珠洲市で1人増え、221人となった。

 市町別では珠洲市99人、輪島市88人、穴水町20人、能登町6人、七尾市5人、志賀町2人、羽咋市1人。避難生活や環境変化などから体調が悪化して亡くなった「災害関連死」とみられる人は13人で、負傷者数は1015人。

 住宅被害は同日午前の前回公表時から1146戸増え1万2443戸となった。市町別では七尾市が5280戸、志賀町が2340戸、穴水町が千戸、内灘町が1003戸、小松市758戸、かほく市が742戸、加賀市が693戸などとなった。被害が甚大だった輪島、珠洲両市の戸数は明らかになっていない。

 14日午後2時時点で連絡が取れない安否不明者として、24人の氏名などが公表された。14日午前の前回公表時から2人減った。内訳は輪島市19人、珠洲市4人。

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