北朝鮮、中距離弾道ミサイル発射 日本海側、EEZ外に落下

北朝鮮国旗

 【ソウル共同】韓国軍合同参謀本部は14日、北朝鮮が同日午後2時55分(日本時間同)ごろ、首都平壌付近から中距離級と推定される弾道ミサイル1発を日本海側に発射したと明らかにした。防衛省は、最高高度50キロ以上で、少なくとも約500キロ飛行し、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと推定していると発表した。韓国軍は約千キロ飛行したとしている。

 韓国の申源☆(サンズイに是)国防相は10日に行った聯合ニュースのインタビューで、北朝鮮が昨年11月に固体燃料型エンジンの燃焼実験をした新型中距離弾道ミサイルを今月発射する恐れがあると言及。今回の発射は新型の可能性もある。中距離級は、主に米領グアムなどを標的とし、日本全土も射程に収めるとみられる。

 日本政府は国連安全保障理事会決議に違反し国民の安全に関わるとして北朝鮮に厳重に抗議、強く非難した。被害情報は確認されていない。韓国軍は「米国や日本の当局とミサイル関連情報を緊密に共有し、万全の対応体制を維持している」と強調した。

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