地震死者15日にも氏名公表 馳知事、遺族同意得て

 石川県の馳浩知事は14日、能登半島地震の犠牲者の氏名公表について、遺族の意向確認を15日から始め、同意が得られた人に限り、早ければ同日にも公表すると明らかにした。対象は氏名に加え、市町までの住所、性別、年齢、死因の最大計5項目とする方針も示した。これまで公表していなかった。

 死因については「家屋倒壊」「火災」「土砂災害」といった分類を想定しているとした。県職員に対し「遺族の同意を得るに当たっては、心情に配慮し、決して強制はせず、丁寧な説明を心がけてほしい」と指示した。

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