日比野菜緒、世界8位サッカリーの壁に阻まれストレートで敗れる[全豪オープン]

日比野菜緒、2年ぶりの全豪オープンは初戦敗退

1月14日、今年最初のグランドスラムとなる「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)女子シングルス1回戦が行われ、日比野菜緒(ブラス/世界ランク88位)は、第8シードのマリア・サッカリー(ギリシャ/同8位)と対戦。4-6、1-6のストレートで敗れた。

29歳の日比野は、2022年に一時は259位までランキングが落ちたものの、昨年8月にツアー3度目のタイトルを獲得。再びトップ100入りを果たし、日本人トップのランキングとなっている。

2年ぶり7度目の全豪オープン本戦となったシングルス1回戦の相手は、トップ10プレーヤーのサッカリー。両者は、2020年の全豪オープン2回戦で対戦しており、日比野は6-7(4)、4-6で敗戦。今回が4年ぶりの対戦となった。

今大会のセンターコートであるロッド・レーバー・アリーナ第2試合に組まれたこの日の試合、第2ゲームで先にブレークを許した日比野だが、直後のゲームでは弾道の高いショットとスピードのあるボールを織り交ぜながらラリー戦を展開しブレークに成功。その後もサッカリーのタイミングを狂わせ、順調にサービスキープを続ける。

しかし、4-5の第10ゲームで30-40のピンチを迎えると、次ポイントでバックハンドがネットに。セット終盤でブレークを許し、4-6でセットを失った。

これで余裕が生まれたサッカリーは、第2セットに入ってより攻撃的で、精度の高いショットを次々と繰り出す。日比野は第2、第4ゲームをラブゲームでブレークされ、一気にリードを広げられて第2セットは1-6。2021年ウィンブルドン以来となるグランドスラム2回戦進出とはならなかった。

2回戦でサッカリーは、エリーナ・アバネシアン(同74位)と対戦する。

© 株式会社キャピタルスポーツ