[出雲崎町長選挙2024・新潟]1月16日に告示、新人の2人が立候補か 投開票は21日、町議会議員補欠選挙も同じ日程で実施

 任期満了に伴う新潟県の出雲崎町長選挙(町長選)と、出雲崎町議会議員補欠選挙(町議補選、欠員2)が1月16日告示され、21日に投開票される。町長選には、無所属新人で前町議会議員の小黒博泰氏(56)と、同じく無所属新人で前町議会議員の仙海直樹氏(52)が立候補を表明しており、新人同士の一騎打ちとなる見通しだ。

 9期目の現職、小林則幸町長(90)が今期限りで引退する中、36年間続いた小林町政を踏まえ、どのような町の将来像を描くかが焦点になりそうだ。

 小黒氏は現町政に対し「課題が山積しているというが、具体策が見えない」と指摘する。離農者が増加する農業を重要課題と捉え、町営の農業法人設立を掲げる。妻入りの街並みを生かした観光振興などで自主財源確保を図るとする。

 仙海氏は小林町長が「後継」と明言する。仙海氏は「現町政の良いところは引き継ぎながら若い感覚を生かす」と主張。人口減少を最重要課題に子育て施策と高齢者福祉の拡充を掲げる。特産物を生かしたふるさと納税額向上なども訴える。

 2議席を決める町議補選には、無所属の新人2人が立候補を予定している。

 2023年12月1日時点の選挙人名簿登録者数(有権者数)は3578人。

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