ちょっとした手土産にぴったりで、おもたせとして自分自身もいただきたくなるような福岡の注目スイーツをご紹介する「福岡おもたせスイーツ」。今回ご紹介するのは、福岡市博多区にある『如水庵 博多駅前本店』さんです。
今回は博多駅前にある和菓子屋「如水庵 博多駅前本店」に伺いました。博多駅前というアクセスの良さから、国内外問わず観光客の方がひっきりなしにやってきます。
店内には「筑紫もち」に「とっとーと」「博多ひとしな」など、博多土産の定番商品が勢揃い。
如水庵の創業は不明ですが、代々の言い伝えでは安土桃山時代に農業を営むかたわらお菓子づくりを始めたそうです。福岡で長い歴史を紡いできたお店です。お店の奥にはそんな歴史を感じられるお菓子の木型がディスプレイされています。
如水庵といえば「筑紫もち」
如水庵といえばなんといっても「筑紫もち」ではないでしょうか。“2人で育てたもち米で作った〜♪”というおなじみのcmソングを口ずさめる方もきっと多いはず。「筑紫もち」はきな粉のお餅に黒みつをかけて味わう一口サイズのお餅です。ギフトにもぴったりなかわいいパッケージのものもあります。
まずはきな粉で食べるシンプルな食べ方。そして、黒みつをかける食べ方。最後は包みにお餅を出した後、黒みつに付けながら食べる食べ方で食べてみました。黒みつはあっさりしており、とても食べやすいです。筑紫もちの食べ方の動画もあるのでぜひチェックしてみて下さい。
食べ方動画はこちら＞【公式】如水庵 「筑紫もち博多作法。三段流」篇
そして、この「筑紫もち」のきな粉を使って作られたのが「博多ひとしな」というダックワーズ。きな粉のクリームが入っており和風な仕上がりになっています。サクフワの食感と香ばしいきな粉クリームの相性抜群です！
如水庵の新名物「季節の大福」
如水庵で人気なのが季節の大福。今の時期は栗大福、いちご大福を楽しむことができます。お餅はとろんとなめらか。
「ひとつ栗大福」には名前の通り、大きな栗が入っており、満足感に溢れています。他の季節ではぶどう大福、れもん大福、塩トマト大福など珍しいラインナップもあり、各季節が楽しみです。
また、博多駅前本店には如水庵のフルーツ大福の新ブランドである「おふく大福」も併設されており、お店の奥では職人さんが包んだできたての大福が販売されています。取材時もたくさんの海外の観光客の方々が大福を買っていく姿が印象的でした。いちごや栗、ドライフルーツの入ったクリームチーズなど種類豊富。サイズも大きくボリューム満点！ちなみに人気第一位はいちご大福だそうです！
香ばしいお餅の香りがたまらない「黒田五十二萬石」
最後に紹介するのは「黒田五十二萬石」という最中。私が如水庵に行ったら必ず買うお気に入りの商品です。
この最中は、昭和24年、「旧福岡藩の歴史にふさわしいお菓子をつくりたい」という思いを胸に、如水庵の当時の社長が黒田官兵衛（如水）の子孫・黒田長禮侯を訪問し、熱い思いを伝えたところ、家紋の使用を快諾し、「藤巴（ふじどもえ）」の紋が入った屋根瓦をくださった、というエピソードに由来します。
その瓦から最中の型を作り、誕生したのがこの「黒田五十二萬石」の最中です。丸い形は「如水公」、細長い長方形の最中は黒田官兵衛の妻である「光姫様」の名前がついており、こちらは白あんと小豆の黒あんの2種類があります。どちらの最中の皮も佐賀県産のヒヨク米を使って作られており、本当に香り豊かな香ばしい皮です。
今回の1回だけでは紹介しきれないほど、とにかくたくさんの商品があります。お店に行くと、選ぶのが難しいほど、眺めるだけで楽しい和菓子の数々。ぜひお店に足を運んでみて下さいね。
店舗情報
如水庵 博多駅前本店
住所：〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前２丁目１９−２９[map]
営業時間：9:00-19:00 土・日・祝日：9:30-18:00
TEL：092-475-0052
定休日：なし ※元旦のみ休み
駐車場：なし
