「自分に何ができるか問いかけることが必要」 元サッカー日本代表が子どもたち教室

参加の小学生にパスを出す佐藤さん(長浜市大依町・浅井文化スポーツ公園ふれあいグラウンド)

 サッカーJリーグの得点王やMVPに輝き、2020年に引退した元日本代表、佐藤寿人さんのサッカー教室が11月、滋賀県長浜市大依町の浅井文化スポーツ公園ふれあいグラウンドであった。小中学生らが一流の技を学んだ。

 長浜文化スポーツ振興事業団が催し、抽せんで選ばれた小学5、6年生と中学生の計100人が参加した。

 冒頭、佐藤さんは「自分は活躍できない時期があったから、その後、長くプレーできた。そういった時期は選手にとって大事な時間で、自分に何ができるか問いかけることが必要。今日は、そんな時に役立つようなトレーニングにしたい」とあいさつした。

 参加者は3人一組になって相手からボールを奪ったり、パスを受けてシュートしたりする練習に取り組んだ。佐藤さんも自らに参加者にパスを出し「パスを受ける際はボールをよく見て」などとアドバイスした。

 この後、近くの浅井文化ホール(同市内保町)でトークショーがあり、佐藤さんが現役時代の経験などを話した。

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