大学共通テスト、2日間の日程終了 茨城県内、大きなトラブルなし 「2次試験も頑張る」

試験会場を後にする受験生ら=つくば市天王台

大学入学共通テストは14日、理科と数学の試験が行われ、2日間の日程を終えた。茨城県内は計6大学13会場で行われ、大きなトラブルはなかった。能登半島地震で被害を受けた石川県でも大きな余震などはなく、目立った混乱はなかった。

筑波大(茨城県つくば市)では受験生が静かに会場を後にした。藤代高の女子生徒(18)は「初日の英語が難しかった。2次試験も自分を信じて頑張る」と話した。土浦二高の女子生徒(18)は「気持ちを切り替え、私大入試に臨む」と述べた。

新学習指導要領に伴い、6教科30科目での実施は今回が最後。来年は教科「情報」が加わり7教科21科目に再編される。

茨城県内会場での受験を志願したのは1万2327人。全国の志願者は49万1914人だった。平均点の中間発表は17日、得点調整の有無の発表は19日、最終発表は2月5日の予定。

体調不良などによる追試験は27、28日。東京外国語大(東京都府中市)、京都工芸繊維大(京都府京都市)に加え、能登半島地震での特例として金沢大角間キャンパス(石川県金沢市)が設定された。

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