大学入学共通テスト2日目は2024年1月14日、全国一斉に行われた。大手予備校河合塾による各教科科目の問題分析を速報する。「化学」の分析は以下の通り。⇒【平均点】共通テストの平均点、中間発表を見る
化学の難易度分析
質量分析法などの目新しい題材について、与えられた情報を読み取る力が重視された。基本的な知識に関する問題から初見の内容まで、幅広く出題されている。
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難易度
【昨年並み】昨年に引き続き、問題文やグラフから必要な情報を読み取ったり、正しいグラフを判断したりする問題が多く出題された。
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出題傾向の分析
第1問は物質の構成、物質の状態、第2問は物質の変化で、いずれも理論分野からの出題であった。第3問は無機物質、物質の変化、第4問は有機化合物、高分子化合物からの出題であった。第5問は、質量分析法を題材とした問題であり、初見の内容に関する説明文やデータを読み取って判断する問題であった。なお、昨年みられたグラフを作成する問題は、出題されなかった。市販の冷却剤、実用電池、医薬品、ドーピング検査など、日常生活や社会と関連する物質や事象を題材とした問題が多かった。また、アスタチン、ニッケルの製錬、質量分析法など、目新しい題材も目立った。与えられた文章や図・グラフから、情報を適切に読み取り、既習の原理・法則と組み合わせて判断する力が重視された。
出題分量
大問数は、昨年と同じ5題であった。マーク数・小問数ともに昨年より1減ったが、図表やグラフが多いためにページ数は7増えた(26ページ→33ページ)。全体としての分量は昨年並みであった。
化学の問題・解答
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