マック鈴木さん 小中生に野球指導 元阪神・亀山さんと新見で教室

子どもたちに走塁技術を伝える亀山さん(中央)とマック鈴木さん(右)

 元大リーガーのマック鈴木さん(48)と元阪神タイガース選手の亀山つとむさん(54)が指導する野球教室(新見軟式野球連盟主催)が14日、新見市下熊谷の市民グラウンドで開かれ、市内の小中学生約60人が投球や走塁などの技術を教わった。

 シアトル・マリナーズなどで投手として活躍したマック鈴木さんは、ピッチング練習で「軸足はくるぶしを投げる方向に向け、膝は曲げない」と助言。俊足の外野手でゴールデングラブ賞に輝いた亀山さんは走塁について「一塁ベースを踏んだ後、目線をファウルグラウンドに向ければ、いち早く悪送球に気付けて二塁を狙える」とアドバイスした。

 新見第一中(同市高尾)野球部2年生の投手(14)は「教わったフォームで投げたら球威が増した。学んだことを練習で反復したい」と笑顔を見せていた。

 2人は同日、新見署の依頼で一日署長を務め、交通事故や犯罪被害の防止を呼びかける街頭活動を市内で実施。同署の仲介で野球教室のコーチを引き受けた。

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