カイロを「揉む」のは逆効果ってホント?よくある5つの誤解と安全な使い方

カイロは寒い冬に欠かせない、優秀なアイテム

カイロは寒い冬になると多くの店舗で見かけるようになる必須アイテムです。家の中でも屋外でも体を温めてくれるカイロは、毎日外出時に持ち歩いているという人も多いでしょう。

しかし、多くの人が長年冬になるとお世話になっているカイロは、意外と正しい使い方や注意事項を知らない人も多くいます。改めて日常的に使うカイロだからこそ、正しい使い方や注意点をおさらいしておきましょう。

カイロにしてはいけない「ダメ行為」5選!逆効果になる行為も必見

カイロの間違った使い方していると、以下のことが起きやすくなります。

  • 肌に負担をかけてしまう
  • 低温火傷につながる危険性がある

また、ホッカイロの使用方法を間違えてしまうと、逆効果になっていることもあるので注意しましょう。気になるカイロにすべきではないNG行為を、まとめました。

1.カイロを揉む

カイロを揉んで、早めに温めようとしている人は多くいます。しかし、カイロは揉んでも温まるまでの時間が短くなるわけではありません。

それだけでなく、カイロを揉むと、カイロの表面にある空気孔に中身の粉が詰まってしまいます。そうなると、うまく発熱しなくなってしまったり、中身の粉が片側に寄ってしまうことで使いにくくなってします。そのため、メーカー側からはカイロを揉んでの使用は推奨されていません。

2.長時間同じ場所に当てて使用する

貼るタイプのカイロで注意したいのが、長時間同じ場所に貼ってカイロを使用する行為です。カイロは熱を持っているため、長時間同じ場所に貼り続けるのは危険!気付かぬうちに、低温火傷を負ってしまうことがあります。

貼らないタイプのカイロも、長時間同じ場所に当て続けると、貼るカイロと同じようなことが起きやすくなります。そのため、一定的にカイロを別の場所を移して使用するよう意識しましょう。

3.直接肌に貼る

貼るタイプのカイロを直接肌に貼ってしまうと、肌との摩擦による炎症や、低温火傷のリスクが高まります。また、薄い下着の上にカイロを貼って使用する行為も、肌に負担がかかりやすいので控えるべきです。

最近では、直接肌に貼るタイプのカイロも発売されています。どうしても直接肌に貼って使用したい場合は、直接肌に貼るタイプのカイロを選んでみてください。

4.氷点下の環境でカイロを使用する

カイロの中身の原料には、水分が含まれています。そのため、氷点下の環境でカイロを使用すると、中身が凍ってしまうことがあります。また、発熱しても通常より発熱しにくくなり、効果が下がってしまう可能性も高いです。

氷点下の環境では、寒い環境に適したツールを使用することで、効率よく暖を取りやすくなりますよ。

5.食品の保温にカイロを使う

電気代節約のために、食品の保温に使わなくなったカイロを保温に使う人もいます。電気代が少し節約できる反面、衛生面にはかなり大きな不安が付きまといます。

  • 発熱したカイロは、雑菌の温床になりやすい条件を満たしているため
  • カイロから繁殖した雑菌が食品に移ってしまう危険性があるため

上記の理由から、食品をカイロで温めるのは避けた方が無難です。

使い終わったカイロの処分方法は?注意点も解説

使い終わったカイロの処分方法は、冷めていることを確認した後、自治体のゴミ分類に従って処分しましょう。一般的に可燃ごみや不燃ごみとして破棄処分する自治体が多いので、お住まいの自治体のホームページにてカイロの処分方法を確認して破棄してください。

未開封のカイロを捨てる場合は、開封して発熱させてから、冷めたことを確認して処分してください。未使用のものはゴミ出しした後に発熱してしまい、発火事故などにつながる危険性があります。事故を防ぐためにも、ひと手間かけて必ずこの過程を踏まえて処分しましょう。

カイロは使用前に注意書きや正しい使い方を確認して

いかがでしたか?カイロには、使い方のポイントがいくつかあります。この冬はあらためてカイロの正しい使い方を確認し、正しい手順で処分するようにしましょう。

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