大学入学共通テスト終了、次の関門へ 青森県内トラブルなし

大学入学共通テスト2日目を終えた受験生=14日午後3時ごろ、八戸市の八戸工業大学

 大学入学共通テストは14日、全国の会場で理科、数学を実施して2日間の本試験を終えた。青森県内8会場では、トラブルの報告はなかった。テストを終えた受験生たちは志望校合格に向け、次なる関門へ気持ちを切り替えた。

 試験終了後、八戸市の八戸工業大学で試験を受けた八戸東高3年の中山瑠唯さんは「問題自体は模擬試験より難しくはなかったが、本番特有の緊張や焦りがあり、そこに難しさがあった。目標の得点に達したと信じたい」と語った。八戸北高3年の出町航大さんは「昨日の英語は難しかったが、今日の数学では先生が『共通テストに出るよ』と言っていた分野の問題が出た。数学はいつもより得点が取れたと思う」と声を弾ませた。

 むつ市の田名部高校で受験した同校3年の岩﨑ありささんは「例年(過去問)よりも、問題数が多く感じたが、悪い出来ではなかったと思うので一安心」と話した。「全体的に問題文が長かった印象で、解き始めるまでに時間がかかった。次の試験に向け、対策を進めたい」と同校3年の山川陸さん。大間高3年の蛸嶋啓互さんは「数学の基礎問題はしっかり解けたので、あとは応用問題が解けていればうれしい」と語った。

 青森県8会場の担当者によると14、15日を通して試験実施に影響するトラブルはなかった。

 追試験は27、28日に実施。青森県を含む東日本の受験生は東京外国語大(東京都)が会場となる。平均点の中間発表は17日、得点調整の有無の発表は19日、平均点の最終発表は2月5日の予定。

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