アイスランド火山また噴火 溶岩流が町到達、住民避難

14日、アイスランド・レイキャネス半島で煙を上げる溶岩(Iceland Civil Protection提供、ロイター=共同)

 【ロンドン共同】北欧アイスランド南西部レイキャネス半島で14日、昨年12月に続き火山が再び噴火した。英BBC放送によると、付近の漁師町グリンダビークから100メートル以内の地点から溶岩が流れ出て住宅地に到達、火災が起きた。町の住民は直前に避難しており無事だったという。

 昨年の噴火は12月18日に発生、その際に住民約4千人が避難したが、一部が戻っていた。町付近では、溶岩流をせき止める防護壁の建設が進められていた。

 アイスランドは世界有数の火山国で、2010年にも噴火があり、火山灰の影響で欧州の航空網がまひした。現時点で、今回の噴火による航空便への影響は出ていない。

昨年12月、火山の噴火によってオレンジ色に染まる空=アイスランド・グリンダビーク付近(AP=共同)

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