受験生 2次試験へ気持ち切り替え 共通テスト 2日間の日程終了

大学入学共通テストを終え、岡山大津島キャンパスを後にする受験生=14日午後3時7分

 大学入学共通テストは14日、岡山、広島県内の28大学の会場でも行われ、2日間の日程を終えた。力を出し切った受験生は安堵(あんど)の表情を浮かべつつ、国公立大2次試験など次のステップに向け気持ちを切り替えていた。

 約3千人が受験した岡山大津島キャンパス(岡山市北区津島中)では大きなトラブルがなく終わった。城東高の女子(18)は「いろんな人のおかげで2日とも落ち着いて試験に臨めた」と感謝した。

 2日目の試験は理科と数学。終了後、バス停や自転車置き場では友人と出来具合を報告し合う姿が見られた。難関大文系学部を志望している操山高の女子(18)は「前日の英語は時間が足りなかったが、数学で挽回できたと思う」。地元の岡山大を目指す青陵高の男子(18)は「数学と物理は例年通りで手応えがあった」と話した。

 多くの高校では15日に自己採点が行われ、2次試験や私立入試に向けたラストスパートが始まる。「新型コロナウイルスやインフルエンザの感染対策で、共通テストの前は塾を休み、家で勉強した。引き続き対策をしっかりして臨みたい」と西大寺高の男子(18)。福山市立大(同市港町)で受け、私立薬学部を目指している大門高の女子(18)は「数学の復習に重点を置き、悔いのないようにしたい」と次を見据えた。

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