今こそ地域と自然から学ぶ旅へ。南三陸町のおすすめ8選!

南三陸町がその土地から学びたいと選ばれる理由

東日本大震災で2011年に被災した土地であり、そこから自然災害が頻発している日本で過去の経験から学びを求めに来る人が多く訪れる。南三陸町では、震災直後から語り部ガイドの活動を始め、経験を語り継ぎ、いつ起きてもおかしくない自然史外に備える教訓を語り継いでいる。
また、震災だけでなく、そこから始まった数々の取り組みや震災前から変わらずに興味を示して、体験を希望する学校が増えている。漁業や林業など森や海が近く、その自然と震災を乗り越えて向き合っている人々がいるまちだからこそ提供できる体験がある。

本動画は総務省『映像コンテンツを活用した地域情報発信』実証事業により宮城県南三陸町と株式会社テレモアドットコムが制作したもので、動画使用許諾を得て掲載しています。

①東日本大震災伝承館「南三陸311メモリアル」

日本は自然災害が頻発している国。だからこそ、その経験を語り継ぐ、次に活かすための伝承施設があります。
南三陸311メモリアルは、2022年に完成し、震災後にできた伝承施設の中でも最後発の施設です。
特徴的なのは、住民の証言を基にした映像を見ながら、防災に関する見直しを対話をしながら行うラーニングプログラムです。ただ悲しいではなく、自然災害・防災を自分ごとにするためにきっかけがそこにはあります。
建物は、建築家隈研吾氏の設計で、地元の南三陸杉を使用しています。

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②海から学ぶプログラム

南三陸の基幹産業である漁業について学ぶプログラムです。漁師が普段使用する漁船に乗船し湾内を周遊します。その他、養殖業についての紙芝居や、魚捌き見学、ロープワーク等を通して、漁師の仕事や養殖漁業の仕組みについて学びます。
漁師という仕事が身近でない学生さんには船に乗り、漁師の仕事を見るというのは新しく大人気の内容となっています。

海から学ぶプログラム

また、南三陸町戸倉地区は日本で初めてASC認証を取得し、そういった取り組みに関する講演なども環境問題などに関心がある学校などからも要望が多いです。震災後に牡蠣の漁場を1/3まで減らして自然と共生する道を選んだ決断やその後の取り組みなどは、海の環境問題に限らず、学ぶことが多い内容です。

③キラキラ丼で海鮮を楽しむ

南三陸町では、四季の旬の食材を活用した「キラキラ丼」を楽しむことができます。
春夏秋冬でそれぞれ旬の魚介類を豪快に盛り込んだ、四季を感じる南三陸町の名物丼です。各店舗で丼の具材はもちろん、付け合わせの小鉢にもこだわった個性あふれる味をぜひお楽しみくださいね。

キラキラ丼

④山から学ぶプログラム

南三陸町では、2015年10月、南三陸森林管理協議会は、国際的なFSC認証制度での森林管理認証を取得し、持続可能な林業を続けていくための大きな一歩を踏み出しました。また、2017年9月高台に新設した南三陸町役場本庁舎は日本で初めてFSC®全体プロジェクト認証を取得した公共施設でもあります。
そんな南三陸町では、学校や企業向けにFSC認証の山林に入り、認証とは何かを学ぶプログラムを提供しています。

山から学ぶプログラム

⑤スプーン・フォークづくり

南三陸町では、林業の活用等の課題を伝える方法として、町内の間伐材の枝を使ってスプーン・フォークをつくる体験を行っています。いつの間にか、子どもも大人も集中して取り組んでしまう作業。世界に1つだけのマイフォーク・マイスプーンが出来上がります。家に帰ってからも、木の課題について思い出して会話のきっかけになりそうですね。

スプーン・フォークづくり

⑥キリコづくり体験

南三陸町は長い歴史の中で様々な天災と対峙してきました。天災時には、普段神様にお供えしている餅や酒を用意できないこともありました。そのような時にも、紙に餅や酒をかたどり神様に祈りを捧げ神棚に飾ったのが「キリコ」です。
神社で1枚の紙に向き合ってキリコをつくることは、心も研ぎ澄まされていくような気持になります。
三陸地方ならではの文化を体験してみませんか?

上山八幡宮の工藤さんに学ぶキリコ

⑦校舎の宿 さんさん館(宿泊施設)

廃校になった小学校をリノベーションしてつくられた宿泊施設。
宿泊施設も、元々学校だったこともあり、広々した部屋からシングルユースの部屋まであります。

宿は施設だけではなく食事も魅力的です。学校の受け入れが多いからこそ、ヴィーガン、ハラル、ベジタリアンなど事前の予約の際に伝えてもらえれば対応することが可能です。

校舎の宿さんさん館

⑧民泊体験

地元の家庭にホームステイする体験を南三陸町では受け入れをしています。受け入れてくれる農家や漁師など職業も様々。

各家庭では、みんなで食卓を囲むのに一緒に料理をしたり、洗い物をしたり友達同士でも友情が育まれます。

最終日にはお別れが寂しくて泣く生徒がいるほど、家庭での時間は濃厚なものに。

民泊体験

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