<レスリング>育英大が2連覇達成、藤波朱理(日体大)は櫻井つぐみ(育英大)を破る…STIカップ東日本大学女子リーグ戦

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2023年度STIカップ東日本大学女子リーグ戦は1月14日、東京・國学院高校体育館で4チームが参加して行われ、育英大が総当たりリーグ戦を3戦全勝。昨年に続いての優勝を達成した。

育英大は、59kg級に櫻井つぐみ、清岡もえ、+59kg級に石井亜海の全日本チャンピオンや世界選手権代表を擁するメンバーで臨み、法大に3-0、日体大に2-1、神奈川大に3-0で勝った。2位は世界チャンピオンの藤波朱理が名を連ねた日体大、3位は神奈川大が入った。

育英大-日体大の59kg級では、57kg級で世界一の櫻井つぐみと53kg級で世界一の藤波朱理の現役世界チャンピオン同士の対戦が実現。藤波が第1ピリオドを3-0とリードし、最後は5-0として勝った。連勝記録は「133」へ伸びた。

各試合結果は下記の通り。

▲3戦全勝で2年連続優勝の育英大


■育英大・櫻井はなの主将の話「先生(柳川美磨監督=出張中)がいなくて、優勝できるかどうか不安でした。2連覇できて、うれしいです。個々の力もあると思いますが、男子選手も全員応援に来てくれ、応援の力が大きかったと思います。柳川先生もネットで見てくれていたみたいで、まめに連絡をくれてうれしかったです。先生から言われた『4年生を胴上げ』が実現できてうれしい。

(自身は50kg級の選手だが、59kg級に出場)自分が小さいので、相手はやりにくかったと思います。ふだんの自分の力を出せたと思います。練習では59kg級の選手ともやっています。この優勝を、今後の個人での優勝につなげるとともに、来年の3連覇へつなげたい」


■主催の東京都レスリング協会・松浪健四郎会長「日本の女子レスリングはお家芸になるだけの強さを見せていますが、大学の女子選手は100人に満たないのが現状です。各大学が団体戦を組めるだけの選手を集め、団体戦を闘うチームが一体となって日本の女子レスリングを盛り立ててほしい。

強化のためにも、女子をもっと盛り立てていかなければなりません。そのためには、大会を多くすることが必要。東京都協会は、多くの犠牲をはらってこの大会を続けてきました。さらに立派な大会にしたいとの思いで、今後も参加チームを求めたい」


《個人賞》
【最優秀選手賞】石井亜海(育英大)
【優秀選手賞】櫻井はなの(育英大)、【日刊スポーツ敢闘賞】藤波朱理(日体大)


▼1回戦
育英大○[3-0]●法大、神奈川大○[不戦勝]●日大、日体大=BYE

▼2回戦
育英大○[3-0]●日体大、神奈川大○[1-1内容]●法大

▼3回戦
日体大○[不戦勝]●日大、育英大○[3-0]●神奈川大、法大=BYE

▼4回戦
法大○[不戦勝]●日大、日体大○[3-0]●神奈川大、育英大=BYE

▼5回戦
育英大○[不戦勝]●日大、日体大○[2-1]●法大、神奈川大=BYE

《最終順位》[1]育英大 3勝、[2]日体大 2勝1敗、[3]神奈川大 1勝2敗、[4]法大 3敗

▲現役世界チャンピオン同士の対決が実現。藤波朱理が櫻井つぐみを破る

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