J2水戸 新体制発表イベント 全て懸け「昇格」 サポーターに誓う

J2水戸の新体制発表会に登壇した選手たち=城里町石塚のコミュニティセンター城里

J2水戸は14日、茨城県城里町のコミュニティセンター城里でサポーターに向けた新体制発表イベントを開催した。新加入選手16人を含む33選手(1人欠席)と浜崎監督が登壇して今季の抱負などを語り、集まったサポーターの前で力強く「J1昇格」を誓った。

浜崎体制1年目の昨季は序盤から低迷を拭い切れなかった。守備陣形の整理が難航し、大量失点で黒星を喫する試合が相次いだ。中盤には戦術の変更に踏み切り、10試合連続負けなしと降格争いこそ脱したが、17位でフィニッシュした。

「今季、われわれの順位は昨年と同様かそれ以下、と言われるのが世間の評価だ」と続投の指揮官。続けて、「これまで一度も見たことのないJ1。持っている全てを懸ける。それを言葉にして間違いなく目指す」とサポーターに約束した。

今季、クラブは創設30周年の節目を迎える。在籍26年目のGK本間は「水戸に来た時にJFLから昇格し、そこから約500人の選手が支えてきた。残したDNAを大切にしながら、変わらなければいけない。J1昇格という奇跡を起こしたい」と選手を代表し、あいさつした。そのほか、新加入選手16人も目標やアピールポイントなどを堂々と語った。

那珂市、会社員、大森辰規さん(45)は「監督や選手も力強い言葉を出してくれた。2019年(7位で昇格プレーオフ進出)の熱狂やその上の景色を楽しみにしている」と話した。

今後はアツマーレを中心に練習を重ね、25日から来月4日までキャンプ地・沖縄に移動する。2月10日にはカシマスタジアムで「いばらきサッカーフェスティバル2024」のJ1鹿島戦が行われる。

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