地元出身隊長が被災者寄り添う 警視庁「きずな隊」、防犯助言

石川県輪島市の避難所で被災者の話に耳を傾ける警視庁の岸知穂警部(左端)=14日午後

 能登半島地震の被災者を支援するため、警視庁生活安全部の警察官で編成した「警視庁きずな隊」が11日から、石川県輪島市の避難所などを訪れ、防犯アドバイスなどの活動を続けている。寄せられた悩み事は県警や行政に共有する。隊長の岸知穂警部は同県出身。「今後も長いスパンで支援に取り組んでいくので希望を持って」と語る。

 14日、輪島市の避難所では、隊員が被災者らに災害時の防犯対策を呼びかけた。「洗濯ができないのが大変」といった声にも耳を傾ける。「聞いてもらえることがうれしい」と避難所の女性(76)。

 きずな隊は2011年の東日本大震災や16年の熊本地震、18年の西日本豪雨の被災地にも派遣された。

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