北乃きいさん「努力惜しまず辛抱強い福井の人の強さ表現」 映画おしょりんで凱旋舞台あいさつ

観客と一緒に「おしょりん」のヒットを喜ぶ北乃きいさん(右)と児玉宜久監督=1月14日、福井県福井市のテアトルサンク

 福井の眼鏡産業の黎明(れいめい)期を描いた映画「おしょりん」の「凱旋(がいせん)舞台あいさつ」が1月14日、福井県福井市のテアトルサンクで行われ、主演の北乃きいさんと児玉宜久監督が登壇した。県内でロングランを記録し、北乃さんは「見てくれた方、(撮影に)協力してくれた方に感謝の言葉しかない。長く愛される作品になることを願っている」と述べた。

 オール福井ロケで制作され、全国に先駆けて昨年10月20日に県内で公開が始まった。配給元のKADOKAWAによると、今月8日までの県内の観客動員数は約2万9千人のヒットとなり、今回の凱旋舞台あいさつとなった。

 冒頭で福井県内の名所や食などを紹介するPR映像と、本編をどうつなぎ合わせるかに知恵を絞ったという児玉監督は「県外の人にもっと福井を知ってほしいので、映画への応援をお願いしたい」と呼びかけた。

 北乃さんは映画を鑑賞した友人から「福井の眼鏡にこんな深い歴史があるとは知らなかった」と言われたことがうれしかったとし、「福井の良さや、努力を惜しまず辛抱強く続ける福井の人の強さが表現された映画。私もいろんな人に宣伝していきたい」と語った。

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 県内ではテアトルサンクと鯖江アレックスシネマで上映中。この日は鯖江でも舞台あいさつがあった。

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