米大統領選、初戦迫り最終盤訴え アイオワ州で共和党各候補

米アイオワ州で演説するトランプ前米大統領=14日(ロイター=共同)

 【デモイン(米アイオワ州)共同】4年に1度の米大統領選の幕開けとなる共和党候補指名争いが15日(日本時間16日)の中西部アイオワ州党員集会を皮切りに始まる。同州が寒波に見舞われる中、各候補は14日、精力的に集会を開催。今後の浮沈をかけ、それぞれ最終盤の訴えに声をからした。

 民主党のバイデン大統領(81)に挑戦する共和党候補の座を目指し、トランプ前大統領(77)をヘイリー元国連大使(51)や南部フロリダ州のデサンティス知事(45)、実業家ラマスワミ氏(38)らが追う展開。トランプ氏が支持率で大きなリードを維持しており、米メディアは早くも2位にどれだけ差をつけて勝利するかに注目している。

 トランプ氏は14日、アイオワ州インディアノーラで、支持者を前に1時間半以上演説し「米国を再び偉大にする」と訴えた。支持を伸ばすヘイリー氏を「共和党員じゃないみたいだ。タフさも足りない」と批判した。共和党候補指名争いを撤退したバーガム・ノースダコタ州知事(67)も登壇し、トランプ氏への支持を表明した。

14日、米アイオワ州で行われた集会で演説するヘイリー元国連大使(ロイター=共同)
支持者に向かって話す米フロリダ州のデサンティス知事=14日、アイオワ州(ロイター=共同)
14日、米アイオワ州で演説する実業家ラマスワミ氏(ロイター=共同)

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