強力先発陣を誇るブルージェイズがスネルの獲得に興味か 米報道

昨季、自身2度目のサイ・ヤング賞を受賞し、最高の形でFAとなったブレイク・スネルだが、争奪戦は意外なほどに盛り上がっていない。スネルは総額2億ドルを超える大型契約を望んでいるとみられるが、各チームはスネルの希望価格が下がるかどうかを見守っているようだ。そんななか、米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は複数のチームがスネルに興味を持ち続けていることを報じ、ブルージェイズもスネルの動向を「静かに見守り続けている」と伝えている。

ブルージェイズがスネルにいくらかの興味を示していることが報じられるのは今回が初めてである。今オフは大谷翔平の移籍先のファイナリストの1つとなり、コディ・ベリンジャーやマット・チャップマンといった大物FA選手の有力な移籍先にも挙げられている。大谷獲得のための資金を用意していたことを考えれば、スネルを獲得できるだけの資金的余裕を残しているはずであり、スネルに興味を示しているのは決して驚くべきことではないだろう。

もしブルージェイズがスネルを獲得すれば、強力先発陣がさらにグレードアップすることになる。昨季はケビン・ゴーズマン、ホセ・ベリオス、クリス・バシット、菊池雄星の4人が規定投球回に到達し、4人全員が2ケタ勝利、防御率3点台、180奪三振をクリア。2022年に16勝を挙げたアレック・マノアもおり、主要メンバーでチームを去ったのは11試合に先発した柳賢振(リュ・ヒョンジン)だけである。ゴーズマン、スネル、ベリオス、バシット、菊池という先発ローテーションになれば、メジャー全体でもトップクラスの陣容となる。

なお、米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者はエンゼルスがスネル獲得に興味を持っていることを伝えている。ヤンキースやジャイアンツもスネル獲得を目指していたようだが、ヤンキースは先発補強としてマーカス・ストローマン、ジャイアンツもジョーダン・ヒックスを獲得しており、FA市場に残る最高の先発投手であるスネルを獲得したいという意欲は低下したとみられている。

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