J・D・マルティネスに対して少なくとも6チームが興味 米報道

ドジャースと1年契約を結んだ昨季、113試合に出場して打率.271、33本塁打、103打点、OPS.893と強打を取り戻したJ・D・マルティネス。この36歳のスラッガーの獲得を狙うチームは少なくなく、米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者によると、少なくとも6チームが興味を示しているようだ。オールスター・ゲーム選出6度、シルバースラッガー賞3度の実績を持ち、レッドソックス時代の2018年にはワールドシリーズ制覇も経験した強打者は、今季どのチームでプレーするのだろうか。

ナイチンゲール記者は具体的なチーム名には言及せず、マルティネス側の希望条件についても明らかにしていないが、「興味を持っている各チームはマルティネスの希望価格が下がるのを待っている」と伝えている。MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者は今月初め、「メッツ、タイガース、ブルージェイズはマルティネスに対していくらかの興味を示しているようだ」とリポート。エンゼルスも大谷翔平が抜けた指名打者の穴を埋めるために、マルティネスの獲得に動く可能性があるとみられている。

ただし、エンゼルスについては米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が「指名打者専門の強打者の獲得には乗り気ではない」と伝えている。ローゼンタール記者によると、エンゼルスはマイク・トラウトやアンソニー・レンドンを定期的に休ませながら起用するために「指名打者の枠をあけておきたい」と考えているという。マルティネスは2021年には左翼手または右翼手として35試合にスタメン出場していたが、2022年は1試合も守備に就かず、昨季も外野手としてのスタメン出場は1試合のみだったため、指名打者の枠をほぼ完全に埋めてしまうマルティネスはエンゼルスの構想にはフィットしないかもしれない。

メジャー13年間で1639安打、打率.287、315本塁打、1002打点、OPS.874をマークしている強打者マルティネス。なお、移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」はオフシーズン開始時点でマルティネスをFA選手ランキングの20位とし、契約規模を2年4000万ドルと予想している。

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