牡蠣フェス集団食中毒か 主催者が謝罪「原因は加熱不足」

台東区の上野公園で今月、開催された牡蠣を味わうイベントの参加者が相次いで体調不良を訴えている問題で、主催者が1月12日、牡蠣の加熱不足によって食中毒が発生したと考えられると謝罪しました。

牡蠣フェスHP:「牡蠣のバター醤油ブースにおいて加熱不足による食中毒が発生したと思われ、感染者数、原因など調査中です。発症された来場者の皆様には多大なる苦痛とご迷惑をおかけした事を心より深くお詫び申し上げます」

上野公園で今月6日から3日間、開催された「牡蠣フェス」を巡っては、参加者たちがSNSなどで相次いで体調不良を訴えています。この事態を受けて主催者は1月12日、ホームページで「食中毒の発生について、牡蠣のバター焼きの加熱不足が原因だと思われる」と謝罪し、発症された人への対応に全力を尽くしていると発表しました。

台東保健所には1月12日までにイベントの参加者から下痢や嘔吐といった症状を訴える連絡が20件以上寄せられていて、主催者側とも情報を共有し合い、原因などの調査を続けているということです。

都内ではほかにも食中毒の情報が報告されています。東京都によりますと練馬区の「ホテルカデンツァ東京」内にある和食レストランで、今月1日から3日にかけ懐石料理を食べた利用客など計67人から下痢、おう吐、発熱などの症状が報告され、そのうちの複数人からノロウイルスが検出されたということです。レストランは4日から営業を自粛していて、練馬区は1月12日から店舗に3日間の営業停止処分を下しています。

東京都は、この時期多発するノロウイルスなどの感染症を予防するため食品や吐しゃ物などの扱いに十分気をつけるよう呼びかけています。

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