犬の飼い主がやってはいけない『マンションでのNG行為』4選 ペット可でも気を付けるべきバッドマナーとは?

1.管理規約を守らない

愛犬とマンションで暮らしている飼い主さんが守らなければいけない基本中の基本が、管理規約を守るということ。分譲マンションでも賃貸マンションでも管理規約というものがあります。

管理規約とは、居住者が快適にマンションで暮らしていくために国土交通省が作成したルール。特にペット可マンションであれば、ペットの飼育時のルールや手続きの方法などが細かく定められていることもあります。

ペットに関する管理規約の内容についてはマンションごとに異なっているので、入居を決める前にしっかりと熟読しておきましょう。

  • ペットの大きさの制限
  • ベランダや専用庭の使用禁止
  • エレベーターの使用禁止
  • リフォームの禁止
  • 予防接種健康診断の義務

これらは一例ではありますが、エレベーターの使用禁止などは少し珍しいかもしれません。古いマンションで初めはペット不可だったものが、途中からペット可になったマンションもあるようです。

大型犬でなくても高層階であれば大変ですよね。他にも様々な規約があり、従えなかった場合には裁判が起きている例もあるので、入居前にしっかりと確認しておきましょう。

2.共有部分でのマナー違反

エレベーターや廊下、エントランスに駐車場など、マンションには様々な共有部分がありますよね。マンションの共有部分は住人全員のものであり、管理費を支払い修繕費も積み立て維持されている部分になります。

マンションごとに管理規約で共有部分でしてはいけないことも定められていると思いますが、居住者の中には犬が苦手な方もいれば、動物アレルギーの方もいらっしゃいます。愛犬を連れている時はつねに周囲の方への配慮が必要になります。

エレベータに乗る際には、一緒に乗っても良いか一言確認するのが良いでしょう。愛犬と一緒に廊下を歩く際にも、すれ違う方に迷惑がかからないようリードを短く持ち、すれ違う方と反対側を愛犬に歩いてもらいましょう。

駐車場では排泄に関するトラブルが多いようです。公道に出るまでどうしても心配な場合は、抱っこするなどして排泄してしまわないよう注意しましょう。

3.排泄のマナーを守らない

共有部分また敷地内での排泄やマーキングには注意しましょう。前途のとおり、屋外であっても駐車場は共有部分になります。また敷地内に花壇があるマンションも多いので注意が必要です。

管理規約によってはマンション内でもリードをつけていれば、犬を歩かせても良いという場合もありますが、一度マーキングしてしまうとクセになってしまう可能性があります。

もちろんニオイの原因にもなりますし、衛生面を考えても良くありません。確実に共有部分、また敷地内でのマーキングを防止できるように公道に出るまでは抱っこをする、またキャリーケースに入れるなどの配慮が必要です。

もし粗相をしてしまった場合は、飼い主さんが責任をもって綺麗に片付けましょう。ウンチは綺麗にふき取り持ち帰ってください。おしっこの場合もトイレシートで吸収したあとに綺麗にふき取りましょう。うんちでもおしっこでも最後には消臭スプレーでニオイもしっかい取り除いてください。

4.無駄吠えのしつけをしない

犬との暮らしには必ずしつけが必要になります。マンションで暮らしていくのであれば、無駄吠えを止めさせるしつけは特に重要になるでしょう。

犬を飼っている方であれば、多少の無駄吠えには寛容になってくれると思いますが、犬を飼っていない方、また犬が苦手な方にとって犬の鳴き声は騒音になってしまいます。

集合住宅で一番多いトラブルは騒音トラブルになります。無駄吠えをしないよう子犬の頃からしっかりしつけをすることはもちろん、窓を開けているだけでも近隣へ鳴き声が伝わりやすくなってしまいます。吠え始めた時は窓を閉めるなどの配慮をしましょう。

また下の階のお部屋への防音対策としては、カーペットやマットを敷くのがおすすめです。防音カーテンをつけるなどの防音対策もしておくと良いでしょう。

まとめ

マンションなどの集合住宅で愛犬と暮らしていくのであれば、マナーはしっかり守りたいですね。マナーをしっかり守ることがトラブル回避にも繋がります。

一部のマナーの悪い飼い主さんの行為により、犬が悪者にされてしまうのは悲しいこと。周囲の方々のためにももちろん、愛犬のためにもマナーを守れる飼い主になりましょう。

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