JR七尾線 羽咋まで運転再開 通学客「ありがたい」

JR羽咋駅のホームに入る車両=15日午前7時28分

 地震の影響で区間の大半が運休していたJR七尾線は15日、高松―羽咋間で運転が再開した。既に運行している津幡―高松間とIRいしかわ鉄道を合わせて金沢―羽咋間の往来が可能となり、通勤通学の足が復活した利用客らは安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 普通列車のみの運行で、本数を減らしての再開となった。羽咋駅では午前7時台、8時台に大勢の会社員や高校生らが利用した。

 金沢の勤め先へ向かう羽咋市の女性(47)は「運休していた間は仕事を休んでいたので再開はありがたい」と安心した様子で乗車した。

 JR西日本金沢支社によると、羽咋―七尾間は22日以降の運転再開を目指して復旧作業を進めている。七尾―和倉温泉間については線路設備の被害が大きく、再開のめどが立っていない。

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