「どうする家康」脚本、厚木出身・古沢良太さん関連本を地元図書館で展示中 「影響受けた」脚本や漫画も

古沢良太さん関連の本が集められたコーナー=厚木市中町の市中央図書館

 昨年のNHK大河ドラマ「どうする家康」の脚本を手がけた厚木市出身の脚本家古沢(こさわ)良太さんに関連する書籍を紹介した展示「脚本家・古沢良太を作った本」が31日まで、市立中央図書館(同市中町)で開かれている。

 古沢さんは1973年生まれ。2006年に映画「ALWAYS三丁目の夕日」で、第29回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した。大泉洋さん主演の映画「探偵はBARにいる」、堺雅人さん主演のドラマ「リーガル・ハイ」、水谷豊さん主演の「相棒」シリーズなどさまざまな脚本を手がけている。 同市の「広報あつぎ」1月1日号で古沢さんのインタビューを掲載したのをきっかけに、市内在住時にたびたび利用していた中央図書館での展示を実施することになったという。

 古沢さんの脚本のほか、古沢さんが読んで影響を受けたという「傷だらけの天使」「男たちの旅路」などテレビドラマの脚本、黒沢明監督の脚本集などが並ぶ。古沢さんが若い頃に漫画家志望だったことから、影響を受けた手塚治虫の漫画「火の鳥」も置かれている。展示書籍は貸し出しも可能。

 同図書館の寺田徳子館長は「厚木市出身の古沢さんのことをたくさんの市民に知ってほしい」と来館を呼びかけている。開館時間は午前9時~午後7時。第3月曜休館。

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