岡山市が生物多様性を守る枠組み「生物多様性のための30by30アライアンス」に参加

岡山市は、環境省や経済団体、自然保護団体などを発起人とする「生物多様性のための30by30(サーティ・バイ・サーティ)アライアンス」に参加したと、15日に発表しました。岡山県の自治体では初めての参加です。

「30by30」とは、2030年までに、陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようという世界的な目標です。
環境省などはこの達成に向けて、2022年に「生物多様性のための30by30アライアンス」を発足させ、有志の自治体や企業、団体の参加を募っています。

岡山市は2016年度に「岡山市生物多様性地域戦路」を策定していて、重要な生態系の保全に向けて取り組んでいます。2022年度には市内の重要生態系を視覚化したリストを作成して生き物の生息・生育状況をモニタリングしてきました。
その中で30by30 に貢献できる保全地域の確保に見通しが整ってきたことから、「生物多様性のための30by30アライアンス」に参加することを決めたということです(2024年1月10日 登録完了)

岡山市は、次の「生物多様性地域戦路」策定に向けて、2024年度には市民を対象にワークショップを開くなど、30by30の達成に貢献できるような新しい施策を考えていくとしています。

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